今日は朝から曇り空。
昼過ぎにやっとすこーし日が射してきたのでパチリ。
ブログの更新は1ヵ月ぶりです。
「8月最後の空」以来、開店休業状態で、遠くの友人たちが心配してメールをくれます。
どうしたの?何かあったの?体調でも壊したんじゃない?etc.
ううん。元気、元気。
ここんとこ、石木ダム関係が忙しくてね・・
あっちのブログを優先しなくちゃいけないし、こっちはつい後回しになって・・
と書きながら、そんな言い訳誰も本気にしないよな~
と、つくづく我が能力不足を痛感。
一度に二つのことができない私は、これが終わったらあれ、あれを終えたらそれ…
というように、いつも宿題に追われている感じ。
だから、すべての宿題が片付かないと、プライベートのブログにはとても向かえない。。
でも、今日で一ヶ月。
何も書かずに9月が過ぎてしまう。。
焦りにも似た思いで、今日の空を撮ることにしました。
私の頭と心の中を写しているように、どよ~んと曇った空。
この一ヶ月で、石木ダム以外にも気になった出来事はたくさんあった。
神戸女児殺害事件、イスラム国、川内原発、そして御嶽山の噴火・・
そんな中でも、私が一番驚き、衝撃を受けたのは、5日前の「クローズアップ現代」。
「おなかいっぱい食べたい ~緊急調査・子どもの貧困~」
正直なところ、私はこの現実を知らなかった。
日本の貧困がここまで酷くなっていたとは知らなかった。
貧しくて修学旅行に行けない、高校進学ができない・・などは予想していたけれど。
お腹いっぱい食べれない?!栄養失調?!
どこの国の話?いつの時代の話?と思ってしまう。
でも、それがいま日本社会でおきている現実。
NHKの番組紹介には、このように書かれていました。
「夏休みが終わる頃、体重が減る子どもがいる」学校教育の現場では、給食がない夏休みに食事を十分取れず、体調を崩す子どもの存在が危惧されている。背景にあるのは、貧困世帯における「食の貧困」だ。7月の厚労省の調査では、「相対的貧困」状態にある子どもの割合は6人に一人と、過去最悪の値。今回、貧困問題に取り組むNPO、新潟県立大学と共同で調査を実施したところ、「子ども一人当たりの食費が一日329円」と、子どもの成長に必要な栄養が取れないほどにまで食費が圧迫されている実態が見えてきた。食の貧困はなぜ起こり、どのように子どもに成長を脅かすのか。調査で明らかになってきた実態を分析するとともに、どうすれば貧困の連鎖を断てるのか、学校や地域で始まった先進的な取り組みを合わせて紹介する。
そして、紹介された先進的な取り組みの一つが、栃木・大田原市の給食費無料化。
一人の給食費は、年間およそ5万円。市は約6000人分の給食費約2億7000万円を負担している。
保護者の多くから「経済的に助かった」という声が寄せられているらしいが、
何よりも、
「子どもに給食費の督促をする必要がなくなったため、子どもの表情が明るくなった」
という先生の言葉が胸に迫り、現場の切実さが伝わってきました。
これは全国で実施してほしい。。
また、東京の豊島区では、NPOが中心となり毎月2回、地域の子どもなら誰でも入れる食堂を開いています。
食堂は寄付や助成金でまかない、調理は地域の主婦たちのボランティア。
子どもたちは手伝いをすると無料で食べることが出来る。
中学生のAさんは、貧しいことが恥ずかしくて学校に通えなくなっていた。
が、この食堂に出会ったことで地域の人たちとの繋がりが生まれ、
引き籠りにならなかった。
おばさんたちとおしゃべりしながら調理したり、年下の子に絵本を読んであげたり…
皆で楽しそうに食卓を囲む様子は大家族のよう。
素晴らしい取り組みだと思いました。
それにしても、
「お腹いっぱい食べたい・・」と訴える子どもたちがいることが、まだ信じられない。
子どもの貧困率は16.3%にも達し、それは6人に1人で過去最悪だというけれど、
その数字を見ても「お腹いっぱい食べられない」とは想像できなかった。
つい数年前までは「飽食の時代」と言われていましたから。
全国で1年間に2000万トンもの食品廃棄物が出ていて、
日本は消費大国アメリカをも凌ぐ世界で一番食べ物を捨てている国だと。
あれはもう過去の話なのでしょうか?
それとも、食べ物を無駄にしている現実は一方で続いていて、
一方では飢える子どもたちが存在するということなのか・・?
いずれにしても、
アベノミクスだ、オリンピックだと胸を張り、公共事業の大盤振る舞いをしながら、
子どもにひもじい思いをさせるなんて、安倍さんに親心はないのだろうか?
無駄な公共事業(例えば石木ダム)につぎ込むお金があるのなら、
日本中の給食費をいますぐ無料にしてほしい。
子どもを大切に思わないなら、この国に未来はない。。。