昨日のシンポジウムは大成功でした!
アルカスSASEBOの大会議室には170人の人々が集まり、
夜9時まで熱心に耳を傾けて下さり、署名もカンパもたくさん頂きました。
終わってから「良かったよー!」と声をかけて下さったのは、
顔見知りばかりでなく、初対面の方々も…。
嬉しかったです。
そのシンポジウムについては、事後の整理ができてから、
ゆっくりお伝えしたいと思っています。
今日お伝えしたいのは、一枚のアピール文です。
以前、ある集会でもらった資料の中に入っていた一枚でした。
その思慮深い文章に魅せられて、大事にしまっていました。
書かれた方は、NPO法人長崎人権研究所理事長 藤澤秀雄という方でした。
いつかご連絡を取って、この文章をブログ上で紹介させて頂きたいと思いつつ、
そのままになっていました。
その藤澤先生(元長崎大学教授だと後で知りました)が、
なんとはるばる長崎から私たちのシンポジウムを聴きに来て下さっていたのです!
感激です!
長い間解放などの人権問題に取り組んでこられた先生ですから、
強制収用も視野に入れた石木ダム問題が見過ごせなかったのですか?とお訊きしたら、
それもありますが、コンクリートのダムはやはりもう止めなければいかんでしょう、
という明快なご返事でした。
保存している先生の文章について話したら、
ああ、あれは新聞に掲載されたものですからどうぞかまいませんよ、と。
ただし、新聞社の方で字数制限をされ、本来はもっと書くことがお有りだったご様子でしたが。
ぜひ、読んでみてください。
長崎市の樺島でオオウナギの生息する井戸の湧水が年々濁ってきていて、地元では「ダムの所為ではないだろうか」と天然記念物の行く末を案じているという話を知人から聞いた。
人類を含めた多種多様な沢山の生き物が地球に存在できるのは、地球が水の豊富な天体であり、その水が自然によって常に再生されているからである。
しかし、ダムのような巨大なコンクリートの建造物が地中に深く埋め込まれれば、その再生力が阻害されかねない。そのダム建設を巡り、知事に署名簿を提出した町民が町長に呼び付けられるという異常事態が長崎県で発生している。
「何人も、損害の救済、公務員の罷免、法律、命令または規則の制定、廃止または改正その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、何人も、かかる請願をしたためにいかなる差別的待遇も受けない」とは憲法第十六条の定めであるが、長崎県民には日本国憲法が適用されないのであろうか。
地球は水の豊富な天体であるとは言え、地域差があり、水不足に悩まされている住人も存在している。水が不足しマレー半島からの取水に頼っていたシンガポールは、今では再生水で生活している。再生水の利用は費用を要するけれども、季節変動に左右されぬ利点を持っている。
水を確保する方策は幾重にも存在する。それ故、ダム造成のために署名者を恫喝する行為は「異常であり、その背景には別の意図が隠されている」ように思えてならない。利水のためだけであれば、もっと緻密な方策が種々考え得るからである。
利水問題のみならず、種々の政治問題について、もっと柔軟に、幅広く、多角的見地から、様々の方策を模索できる環境が構築されなければ、金と権力で押しまくる現状からの脱却はできない。
アルカスSASEBOの大会議室には170人の人々が集まり、
夜9時まで熱心に耳を傾けて下さり、署名もカンパもたくさん頂きました。
終わってから「良かったよー!」と声をかけて下さったのは、
顔見知りばかりでなく、初対面の方々も…。
嬉しかったです。
そのシンポジウムについては、事後の整理ができてから、
ゆっくりお伝えしたいと思っています。
今日お伝えしたいのは、一枚のアピール文です。
以前、ある集会でもらった資料の中に入っていた一枚でした。
その思慮深い文章に魅せられて、大事にしまっていました。
書かれた方は、NPO法人長崎人権研究所理事長 藤澤秀雄という方でした。
いつかご連絡を取って、この文章をブログ上で紹介させて頂きたいと思いつつ、
そのままになっていました。
その藤澤先生(元長崎大学教授だと後で知りました)が、
なんとはるばる長崎から私たちのシンポジウムを聴きに来て下さっていたのです!
感激です!
長い間解放などの人権問題に取り組んでこられた先生ですから、
強制収用も視野に入れた石木ダム問題が見過ごせなかったのですか?とお訊きしたら、
それもありますが、コンクリートのダムはやはりもう止めなければいかんでしょう、
という明快なご返事でした。
保存している先生の文章について話したら、
ああ、あれは新聞に掲載されたものですからどうぞかまいませんよ、と。
ただし、新聞社の方で字数制限をされ、本来はもっと書くことがお有りだったご様子でしたが。
ぜひ、読んでみてください。
長崎市の樺島でオオウナギの生息する井戸の湧水が年々濁ってきていて、地元では「ダムの所為ではないだろうか」と天然記念物の行く末を案じているという話を知人から聞いた。
人類を含めた多種多様な沢山の生き物が地球に存在できるのは、地球が水の豊富な天体であり、その水が自然によって常に再生されているからである。
しかし、ダムのような巨大なコンクリートの建造物が地中に深く埋め込まれれば、その再生力が阻害されかねない。そのダム建設を巡り、知事に署名簿を提出した町民が町長に呼び付けられるという異常事態が長崎県で発生している。
「何人も、損害の救済、公務員の罷免、法律、命令または規則の制定、廃止または改正その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、何人も、かかる請願をしたためにいかなる差別的待遇も受けない」とは憲法第十六条の定めであるが、長崎県民には日本国憲法が適用されないのであろうか。
地球は水の豊富な天体であるとは言え、地域差があり、水不足に悩まされている住人も存在している。水が不足しマレー半島からの取水に頼っていたシンガポールは、今では再生水で生活している。再生水の利用は費用を要するけれども、季節変動に左右されぬ利点を持っている。
水を確保する方策は幾重にも存在する。それ故、ダム造成のために署名者を恫喝する行為は「異常であり、その背景には別の意図が隠されている」ように思えてならない。利水のためだけであれば、もっと緻密な方策が種々考え得るからである。
利水問題のみならず、種々の政治問題について、もっと柔軟に、幅広く、多角的見地から、様々の方策を模索できる環境が構築されなければ、金と権力で押しまくる現状からの脱却はできない。