ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

スペインからフランスへ

2010-03-22 12:11:49 | フランスの生活
今日のフランス・ドルドーニュ地方の天気は

5ヶ月のスペイン生活を終え、土曜日にフランスに移動した。移動自体はとてもスムーズだったのだが、フランスの家に着いてみると、水がでない。まるで昨年イギリスに到着したときのようだ(このときは、トレーラーハウス内の水道管があちこちで破裂していたのだが)。もしかしたら、村で行われている下水道の本管接続工事と関係があるのかもしれないと、お向かいのパトリスに聞きにいくと、パトリスは外出中であった。奥さんのアニックが言うには、今年の冬はとても寒かったので、水道管凍結を防ぐため、水道の栓が閉めらているのかもしれないということで、懐中電灯を持って見に来てくれた。

水道の元栓があるのは、お隣との境界に近い生垣の下の土中。コンクリートの蓋を開けてみると、そこには黒と黄色のとぐろを巻いた生き物がいた。夫は蛇だと言う。目立つ色をした動物は毒を持ったものが多い。アニックが、お向かいのロジェのところに行ってくれた。ロジェは昨年、我が家のマツケムシ退治をしてくれた人で、ご近所では害虫駆除で有名のようである。

ロジェを待つ傍ら、バーベキュー用の大きな肉ばさみを使って、この生き物を横にどかしてみると、蛇ではなくて、トカゲのようである。どかした隙に水道の栓を開くと、家中の水道から水が出るようになった。ほっ。

炭鉱夫のように頭に電灯をつけ、シャベルを持ってやってきたロジェが言うには、それはサラマンダーだろうということだ。翌日夫がインターネットで調べてみると、ファイアサラマンダーであった。写真もまさしくそのものである。さらに驚くべきことは、ファイアサラマンダーが冬眠場所としてもっとも好む場所は、水道メーターの箱の中と書いてある。英語のサイトだったのだが、フランスでもまさしく同じ場所で冬眠をしていたとは。きっと、何か特別に水道メーターの箱を好む理由があるに違いない。また、皮膚から有毒物質を分泌するため、手で触れるべきではないと書いてあった。慎重を期したのは得策だったといえるだろう。

写真は近所のミモザの木。フランスではミモザが満開である。スペインのペドロランド近辺のミモザはどれも三部咲きくらいであった。フランスより南なのに不思議。ミモザの種類が違うのだろうか。そういえば、なんとなく花のつき方が異なるような気もしないこともない。

今年の冬はフランスでも厳冬で、庭の温度計はこの冬の最低気温として零下15度を記録していた。

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