ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

フランスでの最初の6週間

2012-06-12 16:30:28 | フランスの生活
今日のフランス・ドルドーニュ地方の天気はときどき

フランスに到着して6週間。その後、お天気はよくなり、気温も上がったが、今はまた天気が崩れている。でも、夏が近づいているのは確か。薪を燃やして暖を取る夜はなくなった。

今年は昨年よりずっと雨が多い。お向かいのアニークの予言どおり、今年のサクランボの収穫は不作だ。例年今頃までには、異なった品種の3本の桜の木のうち一番遅いものにすら、すでにサクランボが実っているはずなのだが、今年は到着時にたくさんの小さな実がなっているのを見たきり、赤く色づいたサクランボを見ることもないまま、この時期になってしまった。たぶん、実が熟する前にみんな落ちてしまったのだろう。

さらに残念なのは、レストラン、ル・シャレーがどうやら閉店してしまったらしいこと。いまだに玄関ドアには、「年次休暇中」の張り紙が貼られているが、6週間も休みを取っているはずがない。店主兼シェフのオリビエは、とてもいい人だったし、価格も手ごろで、食事もおいしかったのに残念なことだ。ル・シャレーは我が家から4キロほど離れた町にあるが、わが村の唯一のレストラン「サン・マルシャル」もつぶれてしまったようだ。たまにドアが開いていて、人がで入りしているのを見かけるが、営業している風はない。以前から、フランスの田舎のこの辺りは、夜開いているレストランを探すのが難しいほど、夜外食する人は少なかったが、労働者相手の日替わりランチをメインにするレストランが、次々につぶれてしまったのを見ると、フランスの田舎にも不況の波が押し寄せてきているのを痛感する。我が家から車で15分ほどのボープイエにある、アイルランド人のデニスの経営するレストラン「ル・プートル」も、沿道の宣伝看板が取り除かれていたことからすると、やっぱり閉店してしまった可能性が大きい。この分だと、夜開いているレストランだけでなく、営業しているレストランを見つけること自体、難しそうだ。というわけで、この6週間、一度も外食をしていないわたしだった。こんなことは、スペインではありえない!

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