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一時
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イギリスでイースターの食べ物と言ったら、やっぱりホット・クロス・バンだろう。この写真は
わたしのHPから転用したもの。残念ながら、今年はスペインでイースターを過ごすことにしたので、手に入らなかった。レーズンとオレンジ・レモン皮の入ったパンで、ミックスド・スパイスとシナモンで味がついている。ちょっと甘めのパンで、半分に切ってトーストし、バターをぬって、お茶と一緒にいただく。生地に十字に切り込みを入れて焼くという方法もあるようだが、最近スーパーで見られるのは、写真のように白いリボン状のアイシングのようなもので十字模様をつけたものばかりだ。キリストが十字架にかかったことを記念して、これをイースターに食べるわけである。もっとも、このパンはキリスト教渡来前よりイギリスに存在したそうだ。
グッド・フライデーに焼いたパンには特殊な力が宿っていると信じられていたそうである。興味のある方はぜひ
HPをご覧いただきたい。この記事を書いたのは今から7年ほど前になると思うが、今ではホットクロスバンは1年中スーパーに並ぶようになった。やっぱりわたしのようなファンたちが1年に1週間ほどしか食べられないのは残念とスーパーに訴えかけたのだろう。イギリスに帰るたびに食べられるようになったのはたいへんうれしい。
このほか、イギリスでイースターの食べ物と言うと、シムネルケーキがあげられる。これはイギリス人お気に入りのどっしりとしたフルーツケーキで、黄色い卵の形をしたマジパンの飾りが上にたくさんついたなかなかかわいいケーキである。