ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

パン焼き器実験記録(1)

2006-09-19 16:41:22 | イギリスの生活
イギリスに来て、待望のパン焼き器との対面も果たした。もっとも、3週間イギリスへの出発が遅れている間に、情熱は半減していたのだが。パン焼き器の箱がさらに運送用の箱の中に入っていて、思ったより大きな箱にびっくり。こんなでかいものが3週間もキャラバン場の事務所の入り口に居座っていたなんて、みなさん迷惑だったろうなと恐縮した。が、わたしのせいじゃないぞ。

料理は化学というが、パン作りはまさに化学の実験。使用説明書兼レシピーブックを読むと、どの材料がどんな役割を持っているのかがわかって、とても興味深かった。が、トラブルシューティングを先に読んでしまったので、ちょっと不安になった。果たしてパン焼き器というのは、電気炊飯器のように簡単なのものなのか?

まず基本の白パンに挑戦。釜から取り出すのに大苦戦したが、出てきたパンの形は完璧だった。味は合格。耳はパリパリでわたし好み。が、中身が重くて、もちもちしすぎで、いまひとつの出来。2切れも食べたら、気持ちが悪いほどお腹がいっぱいになってしまった。

もちもち度を増加する働きのある塩を減らし、生地を軽くする役割の水を増やして、再度挑戦。今度は釜からすんなり出てきた。歯ざわりも前より軽めで、それほどもちもちしていない。が、今度は風味がなくなってしまったようだ。次回はバターを増やしてみたらいいのかな。というわけで、実験はさらに続く。

(コメント大歓迎です。アドバイスをお待ちしています。)



イギリスに到着

2006-09-19 13:14:22 | イギリスの生活
先週の火曜日に無事にイギリスに到着した。ロンドンからの便が遅れた影響を受けて、ロンドン・ルートン空港への到着が45分ほど遅れたが、それ意外は予定通り。機内持ち込みの制限もだいぶ緩和されて、ノートブックパソコンも携帯電話も大丈夫だった。ただし、液体はいまだに持ち込み禁止である。同じフランスでも、ニース空港では、空港内での買い物を含むすべての手荷物の機内持ち込みが禁止だそうだから、ボルドー空港はずっといいほうだろう(ニース空港の免税店の売上は急減に違いない)。それでも空港警備のほうは厳しくて、いつものX線と金属探知機による検査を通過した後、搭乗直前にさらにもう1度手荷物検査があった。

イギリスに到着して1週間。せっかく車が早く届いた場合に備えて早めにイギリスに来たというのに、いまだに車の届く気配はない。が、イギリスに来てしまえば、わたしは結構ハッピーなのだ。

日本の祭日なので仕事はないだろうと見込んで日系美容院に予約を入れておき、昨日はロンドンに出かけた。ロンドンに着いたのは正午をちょっと回っていたのだが、郵便局も美術館も商店も開いている。午後2時を過ぎても、レストランでは昼食を出してくれるし、本当にイギリスは便利だと感動した(フランスとの違い!)。

今までずっとしたいと思っていながら、していなかったことをついに果たした。18年ぶりのナショナルギャラリー訪問である。9月22日から新しい展示場所に移る準備として、印象派の絵の展示されている部屋全部が閉鎖されていたのが非常に残念だった。ゴッホのひまわりも貸し出し中なのかいつもの場所から消えている。が、久々の文化的経験に満足した。やっぱりロンドンっていい。