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ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

ブレッドプディング対決

2009-03-09 18:36:28 | スペインの生活
今日のペドロランドはときどき

土曜日午後1時半、ご近所のパットとドル(ドリス)の間でブレッドプディングコンテストが行われた。木曜日の夜に6人で飲んでいたときに、ドルのブレッドプディングの話になり、ブレッドプディング作りは自分のほうが絶対にうまいと、酔った勢いでパットがはったりをかけたのが事の始まりである。わたしと夫が中立の審査員ということになった(夫はブレッドプディングが大好きなので、喜んでこの役割を引き受けたことは言うまでもない)。

翌日金曜日の朝、案の定パットは前夜自分の言ったことを覚えていなかったが、デリア・スミス(イギリス版江上トミとも言うべきか?)のレシピがうちにあったので、それをパットの家に持っていって、コンテストのことを思い出させてあげた。パットはそれから急いで材料を買いにアイスランド(イギリスのスーパーマーケットチェーン)に行ったようである。

我が家のミカン

2009-02-22 13:45:59 | スペインの生活
10月にスペインに戻ってきたときから、庭にオレンジがなっている。これまでも我が家のミカンの木に実がなったことはあったのだが、いつもわれわれがスペインを留守にしている春から夏にかけてのことだった。それを食べたことのあるご近所の人によると、甘くておいしいのだそうだが、これまで実がなっているのを見たことがなかった。というわけで、食べたのは今回が初めて。皮が厚くて中身は小さいのだが、甘くて汁気もたっぷり。化学肥料を使っていないのは保証付きである。10月から今にいたるまで、実がなりつづけている。

お隣のオランダ人、アリーとトーシュの家のレモンの木にも今年はじめて身がついた。留守のあいだに所望したところ、実に香りがよい。形も完璧なレモン型で、言うこと無し。が、お向かいのスウェーデン人、カール・アクセルの家のレモンは大ぶりで、まるでかぼちゃのような形をしている。同じレモンでも、ずいぶん違うものだ。

ベニドルムへの2泊3日

2009-02-09 17:31:23 | スペインの生活
今日のペドロランドは

イギリスは先週18年ぶりの大雪に見舞われ(18年前の大雪はよく覚えているが、今回ほどの混乱ではなかったように記憶している)、月曜日はわたしのようにスペインから遠隔勤務している者ですら被害を被った。バスや地下鉄が止まり、通勤不可能になった人たちが在宅勤務に切り替えたため、普段は在宅勤務者用であるネットワークが利用者過剰でパンクしてしまったのである。それが先週月曜日のこと。

そんなストレスともおさらばで、火曜日から2泊3日でベニドルムに出かけた。友人リッキーの50歳の誕生日を祝うため、友人・家族総勢17人で繰り出したのである。ベニドルムはイギリス人やオランダ人に人気のあるリゾート地で、ペドロランドからは車で1時間半ほどのところ。

写真は海の近くの緑地帯で、金属の羊飼い(?)と羊の銅像が設置されているのだが、なかなかかわいかった。

明けましておめでとうございます

2009-01-06 18:41:48 | スペインの生活
今日の天気はたりたり

今日はスペインでは3賢人の日。公現節である。辺りにはなんとなく休日の雰囲気はあるのだが、ロンドンの日系会社は休日ではないので、しっかり1日仕事で全然休日気分にはなれなかった。イギリスでは今日はクリスマス飾りをしまう日である。日本の雛飾りと同じで、この日を過ぎて飾っておくのは縁起が悪いということで、我が家でもクリスマスツリーをしまい、飾っておいたクリスマスカードも廃棄した。ご近所のイギリス人たちのお宅では先週クリスマス飾りを取り払ってしまったということで、クリスマス気分はすでにない。というわけで、このブログも通常のテンプレートに。

スペイン人の家では今日がクリスマスプレゼントの交換日。プレゼントをくれるのはサンタクロースではなくて、東方の三博士である。もっとも最近ではイギリスのように12月25日にプレゼントをもらう子供も増えているという。外国文化のいいとこ取りだ。

スペイン各地では、子供たちを集めて、三博士のパレードなどの行事もあるらしいが、ペドロランド近辺は新興住宅地なので、スペインらしい行事は見られない。

昔はスペインではクリスマスツリーはほとんど見られなかったそうだが、今年は裏のスペイン人の家にもクリスマスツリーが出現した。もともと、クリスマスツリーはドイツの習慣で、イギリスにはドイツ人のアルバート公がビクトリア女王のもとに婿入りしたときに、一緒に入ってきたそうである。スペインへはアメリカ映画経由で、サンタクロースなどとともに入ってきたらしい。

写真は我が家の光ファイバーのクリスマスツリー。いい点はあまり飾りつけが要らないこと。欠点は昼間明るい室内では、ただの人工ツリーになってしまうこと。

今年もよろしくお願いいたします。

よいお年を

2008-12-31 13:01:30 | スペインの生活
今日のペドロランドは

今日は大晦日。今年は、友人のリッキーがハバナ・バーの年越しパーティーでディスコ・カラオケのDJを務めるということで、応援のためご近所の人たちと一緒繰り出すことにしている。通常、この辺りのイギリス人経営のバーでは、午前零時に新年の乾杯、午前一時にイギリスの新年を祝って再び乾杯をする。花火をあげるバーやレストランも少なくないが、今年は折からの不況でどの程度の規模になるか疑問である。

スペインで年越しといえば、12粒のブドウ。午前零時に、マドリッドのプエルタ・デル・ソルの鐘(ロンドンのビッグ・ベン、日本の成田山新勝寺の除夜の鐘という感じなのだろう)が1つ鳴るごとに1粒ずつブドウを食べるのであるが、これがなかなか至難の業である。この習慣の起源については、100年ほど前にブドウが大豊作の年には、新年にブドウを食べるよう国王が決めたという説がある。一方、地元アリカンテの農家が余剰ブドウ対策に考え出したという説もあり、こちらのほうが真実味があるような気がする(ちょうど、ブドウは質的に盛りをすぎた感じだし)。

みなさん、今年一年、どうもお世話になりました。来年もよろしく。よいお年を!

(ちなみに写真は、クリスマスの日の砂浜のスズメです)

クリスマス・マーケット

2008-12-26 14:41:14 | スペインの生活
ペドロランドの今日の天気は

みなさま、メリー・クリスマス!!

不況を反映して、今年のクリスマスは例年よりずっと小規模。ポンド安・ユーロ高と国内の景気後退を受けて、スペインを訪れるイギリス人の数は激減しているということだが、それを補っているのが、ドイツ人観光客。エア・ベルリンはアリカンテ発着便を増発しているということである。

それを反映してか、今年はドイツ人対象のイベントが多いように思う。10月にはペドロランド周辺各地で、ミュンヘンのオクトーバーフェストを模したビール祭りが開催された。わたしも近所のパブのオクトバーフェストで、ホットドッグや塩漬け豚肉のドイツ料理と共に、いろいろなビールを試してみた。

地元の市役所の主催で、12月17日から1月7日まで(本来は12月24日までの予定だったのだが、好評につき延長されたということである)、クリスマスマーケットが開れている。ドイツのクリスマスマーケットを模したものらしいが、イギリスやスペインも混合。ほとんどの商品は普通のマーケットとあまりかわりがなく、規模も小さくて、ちょっとがっかりしたが、ドイツ人の屋台は魚の燻製とか珍しい食べ物がいろいろあって、なかなか楽しい。グリさんお勧めのカリーブルストも売っていた。ぜひ食してみたかったが、残念ながら昼食直後で食欲ゼロ。ドイツ人の若い女の子とオーストリア人の青年の露店で、グルーバインを買う。最近のドイツ人は袋入りのグルーバインの素を使うようだが、ここでは香辛料や果物を煮出していて、本格的な味。とても体が温まった(それほど寒い日ではなかったけど)。ドイツもなかなか楽しい。

不況の風

2008-12-04 18:25:02 | スペインの生活
今日はのち

スペインではクリスマスより復活祭のほうが大きなお祭りで、イギリスほどクリスマスは大々的には祝わない。クリスマスが商業化していないというべきだろうか。したがって、12月になってもイギリスのようにクリスマス一色という感じではないのだが、ペドロランド周辺はイギリスの影響で、12月25日には歌手などをよんで1日がかりのパーティーっぽいクリスマスディナーを売り物にするレストランが近年多かった。が、今年はこの手の宣伝がとても少ないような気がする。料金のほうも昨年は安いところで65ユーロ、180ユーロなんていう高級レストランもあった(それでも予約満杯で当日増席したそうである)。しかし、今年は50ユーロ以上のところをまだ見たことがない。

今週はバーが何軒つぶれたという話が毎週聞かれる。先日もバーのテラスで友人たちとビールを飲んでいたら、通りがかった友人の友人がウェイトレスをしていたレストランを解雇されたので、今ビラ配りのアルバイトをしていると言っていた。このあたりで産業というと、レストランやバーのようなサービス産業と住宅販売・賃貸の不動産業しかない。スペイン経済はイギリス同様、住宅バブルの崩壊で大きな打撃を受けている。ペドロランド周辺はその影響をもろに被っていると言っていいだろう。

景気後退は世界的金融危機の前から顕著で、毎朝パンを買いに行く店で「今年の夏の商売はどうだったか?」と聞くと、オランダ人の店主はパンがよく売れたと言っていた。休暇で別荘にやってきた人々が、外食は高くて無理なので、パンを買って内食することが多かったのだそうだ。パンがよく売れるのはよかったが、その代わりに菓子などの贅沢品(?)が売れず、商売はトントンだったと言う。

これから不況の風はますます強くなるに違いない。

解体現場の昼食

2008-11-08 14:41:36 | スペインの生活
今日のペドロランドの天気は

解体現場で見つけた昼食の名残(?)。ペドロランドがまだ開発途中の工事現場だった頃、よく建設中の家のポーチに段ボール紙を敷いて昼寝をしている作業員を見かけたものだったが、これも、そんな帰っても昼食を用意して待ってくれている家族のない作業員の昼食なのかもしれない。この辺りには、安いメニュー・デル・ディア(日替わり定食)を出すスペイン人経営のバーもないし。缶詰が悲しげ。

解体現場

2008-11-07 11:12:58 | スペインの生活
今日のペドロランドの天気は

かえるさんのブログにときどき解体現場が出てくるので、一度解体現場の写真を撮ってみたいと思っていたら、ペドロランドの隣接住宅地で住宅の解体が行われていた。残念ながら、午後2時~4時のシエスタタイムにあたっていて、がてんのお兄さん(っていうのかな?)たちの姿は見られなかった。機械類も休止中。

ここはいわばペドロランド2というべき住宅地で、家のスタイルはペドロランドとほとんど同じ。ペドロランドを建設したのと同じ開発業者が分譲した住宅地なのだが、この部分にまで来た時点で、すでに固い岩盤は終わっていた。そこで、どこかから土を持ってきて、崖下の土地に土を盛り上げたところに建てたのが、これらの家。が、人が住み始めて数ヶ月もすると、やわらかい地盤が沈下し始め、壁に亀裂が入ってきた。外からでも亀裂を通して中の壁が見えるほど。その後、住人たちは立ちのき、損害補償を開発業者に求めていたが、開発業者のほうは金を返すの一点張り。3年前に払った金をそっくり返してもらっても、2002年現在では住宅価格があがりすぎて、同じ規模の家を新しく買うことはできなかった。そこで交渉は決裂していたわけだが、どうやら解決したらしい。今週からやっと解体工事が始まった。4軒の家が隣り合わせ・背中合わせになった造りで、この工事で3棟・合計12軒が解体されることになる。一度は誰かの家だった中身が道路から丸見えなのは、なぜか悲しい。

スペインに戻る

2008-10-07 19:01:10 | スペインの生活
あわただしくすごしていて、更新が遅れていてすみません。ところはすでにフランスからスペインに変わっています。

10月4日午前8時半、フランスの家を出発。この日はたぶんこの秋一番の冷え込み。夜のうちに降った雨の粒が車の上で凍っていた。

フランス・スペイン国境を越えると、いきなり車がオーバーヒート。というわけで、あとはおなじみの保険会社の故障サービスのお世話になる羽目に。手配してもらったレンタカーでスペインの我が家にたどり着いたのは、翌日の午前1時40分。あー、疲れた。

フランスの食べ物の写真もたまっているし、ぼちぼちアップしていきます。