貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

道明が淵の龍伝説

2019-02-14 09:04:44 | 日記

道明が淵の龍伝説

平成31年2月14日(木)

 今朝、家内からチョコのプレゼント。

バレンタインデーだ。

 燈明、道明の朝!!!

 道明が淵の龍のお話。

道明ケ淵の龍伝説の始まり、始まり!
「ある長雨がおさまった日、

 一人の娘さんが、音を立て渦を

まく濁流を見ていると、巨大な

龍が爪を逆立てながら現れ、

娘さんを飲み込もうとした。

 そこに、一人の若者が立ちはだ

かり、龍の背中にまたがって、

黄金の太刀で、一瞬にして急所を

つき、龍を退治する。

 命を救われた娘さんは、若者に、

『名前をお教えください』

と尋ねたが、若者は「道明」とだけ

名乗り、姿を消す。

 娘さんは若者にどうかもう一度

会いたいと毎日医王寺に行って、

薬師如来に念じる。

 すると、道明の姿がかすかに現れ、

娘が『あなたは?』と聞くと、

『私は龍頭観音。龍とともに天に昇る。

私に会いたければ、薬師如来を

拝みなさい』

と告げて姿を消される。

 道明は龍頭観音。

 村人たちはいつしかこの淵を

『道明が淵』と呼ぶようになった。」

という話。

 芭蕉も知っていたのだろう。


うき世隣の ほととぎす

2019-02-13 09:02:32 | 日記

うき世隣の ほととぎす

平成31年2月13日(水)

 水泳の池江選手が白血病!

自分で自分のツイッターに

告白した。

 老いた田舎の元水泳選手でもあった

私にも「ああ!」という溜息が・・・。

 病気を克服して・・・!その後の活躍を

と望むばかり。

 青梅の空も今朝はそんな気分空。

 今朝は、浮世隣の ほととぎす の

鶴仙渓。

 鶴仙渓の最下流で、大きな淵を

なし、奇岩・名瀑に風趣をそろえる

辺りが黒谷で、そこに架かる重厚な

アーチ型の石橋が黒谷橋だ。 

 この石橋は昭和100年に架けられたもの。

 それ以前は、木造の橋で、古くから

多くの人がこの黒谷橋を通って、

小松・那谷寺へと旅立ったそうだ。 

 私はまた遊歩道へ。折り返し。

 自笑の句は、

「川音や うき世隣の 

       ほととぎす」 。

 芭蕉は、道明(どうめい)が淵に

おいて、次の句を詠む。

 加賀山中桃妖に名をつけ給ひて。

「桃の木の 其葉ちらすな 

            秋の風」   

        『泊船集』

 ここが川床だ。

 外国のご夫婦が川床を借りて一休み!

 風流な場所。

 描いたり、句を詠んだり、

いろんなことができる場所。

 地蔵と観音様

往きと還りはやっぱり違う。

同じ小径だが。

 川床でのんびりしたいところだったが・・。

 道半ば!

 


行脚の歓び

2019-02-12 08:36:04 | 日記

行脚の歓び

平成31年2月12日(火)

 鶴仙渓遊歩道は芭蕉堂へ。

 芭蕉道の近くのトイレに

立ち寄る。

 仕事に来た人が連絡をとっている。

 芭蕉堂の周囲を整備しておられる方が、

観光客にも対応。

 生の話が聞けるのもいい。

 

 芭蕉は、奥の細道で北国行脚の際に

立ち寄る。

「山中や 菊は手折らじ 

        湯のにほひ」

と詠んで、名湯ぶりを讃えた

芭蕉を祀る御堂だ。

 鶴仙渓遊歩道の黒谷橋のたもと、

大聖寺川の渓流に面して建っている。

 堂内には芭蕉の小像が安置されている。

 創建は明治43年 10月で、

平成22年には鶴仙渓遊歩道とともに

百周年を迎えた。

 周辺の風景の美しさに芭蕉は、

「行脚の楽しみ、ここにあり」と

手をたたいて喜んだと言われている。

 説明板の左の句碑は、桃妖の句。

「紙鳶切て 白根ケ嶽を 行衛哉」 。

 この句碑?

坂を上がると、

黒谷橋だ。

渓流 大聖寺川。

再度、戻る。

東山神社の登口。

 ここから参拝し、来た道を

また楽しむことに・・・。

 行脚の楽しみは、続く、続く。

行脚には歓びはつきもの!


絶妙な水景色

2019-02-11 08:42:39 | 日記

絶妙な水景色

平成31年2月11日(月)

 如月も中旬入り。

 今朝も、山中鶴仙渓の散策。

 皐月の鶴仙渓遊歩道をひとり

歩くのを楽しみにしていたが、

鶴仙渓こおろぎ橋の近くが崩れ

手直し中、1.3キロの全ての

道は歩けず。

 中国(?)の観光客の方々と

一緒になり、折角遠くから見えた

のにお互いお気の毒の同情(?)。

 でも、みんな森林浴みたいに

楽しんでいらっしゃる。

 仲間と自撮りスマホで・・・。 

 緑と水がほんとにマッチ。  

 青梅のロックガーデンを思い出

す。    

 こおろぎ橋下の遊歩道からの

水景色はとても心地よい。

 

 絶妙感漂う。

蓮如上人の旧石碑もある。

 近くにある芭蕉句碑は、

苔むして味わい深い。

「かゝり火や 河鹿や波の 下むせび」

  

 しばらく鶴仙渓の水景色を楽しもう。

 水と光と草木花が織りなす文様も

この時期ならではか。

 藤の花なども色添える。

 優しさ溢るるばかり!

 黒谷橋の近くまで、

森林浴と、

水と光の絶妙のコントラスト浴

を思う存分楽しんで・・・。

 


山中の水景色

2019-02-10 09:58:56 | 日記

山中の水景色

平成31年2月10日(日)

 昨日は兄嫁の一周忌で横浜に!

その前日から大雪情報に苦慮した

かな?

 朝、天気予報は曇りまたは雪で、

時間も短くなっている。

 取り敢えず万難を排して7時半に

出発。

 9時半青葉台に着く。雪が舞い

始める。兄と一緒にお寺へ。

 雪はやみ、一周忌も無事終える。

 帰路、小作に着くと、粉雪が

舞い始める。

 そして、朝。うっすら雪化粧!

 小作の堰の管理橋。

 

 ちょっと強い北風の吹く中、大岳や

御岳山もうっすら雪化粧!

 今年初の雪化粧。

 そして、山中温泉へ。

こおろぎ橋へ。

 台湾か、中国の方達か、観光の方々が

一生懸命で説明を聞いておられる。

 いい思い出にと祈るのみ。

久谷の陶石で、こおろぎ橋の説明。

 観光の邪魔にならないよう、

早めに渓谷に降りる。

 緑のよい時季。絶好の山ん中の緑の中。

 若草色が陽光で見事に輝く。

 それが水に映される。

 これは、水景色!

水景色を明日も楽しもう!