貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

東ゃ松山 西ゃ薬師

2019-02-06 10:45:36 | 日記

東ゃ松山 西ゃ薬師

平成31年2月6日(水)

 朝から降ったり止んだり・・・。

静寂の雨。

 今朝も山中温泉だ。

忘れしゃんすな!山中節を。

 朝風呂を一浴び、そして・・・。

 こちらは、女湯と山中座。

  今思うと、朝風呂一浴びしておけば・・・。

 この時、ちょっと先を急いでいたのかも!

 医王寺へすたこらすたこら。

 この手前でも80代のおじいちゃん

達が、朝風呂へ行くのに出会う。

 皆さん、色つやがいい。

 私は階段を上がって、医王寺に入る。

「忘れしゃんすな 山中道を  

 東ゃ松山 西ゃ薬師」   

と、山中節に唄われている。

 温泉街を見下す高台に建つ真言宗

の古刹だ。

 山中温泉を開湯した行基の創建と

伝えられ、温泉の守護寺。

 山門前に、沿革の説明と句碑がある。

 山門。

山門には、

 平田すみ子さんの句。 

ものの芽の ほぐるるごとく 微笑仏

 「生かせ いのち」

 「活かせ いのち」の方が好き!

 一躍 有名になった山中節!

1 ハアー忘れしゃんすなー 山中道を 

 東ゃ松山 西ゃ薬師

2 ハアー送りましょうか送られましょうか 

 せめて二天の橋までも

3 ハアー山が高うて山中見えぬ 

 山中恋し山にくや

4 ハアー谷にゃ水音峰には嵐 

 あいの山中湯のにおい

5 ハアー薬師山から湯座屋を見れば 

 獅子が髪結うて身をやつす

6 ハアー薬師山から清水を見れば 

 獅子が水汲むほどのよさ

7 ハアー桂清水で手拭きひろた 

 これも山中湯の流れ

8 ハアー桂地蔵さんにわしゃ恥ずかしい 

 別れ涙の顔見せた

9 ハアーお前見染めた去年の五月  

 五月菖蒲(しょうぶ)の湯の中で

10 ハアー飛んで行きたやこおろぎの茶屋 

 恋のかけ橋二人連れ

11 ハアー谷にゃ水音峰には嵐 

 あいの山中湯の匂い

12 ハアー浴衣肩にかけ戸板にもたれ 

 足でろの字をかくわいな

13 ハアー山が赤なる木の葉が落ちる 

 やがて船頭衆がござるやら

14 ハアー笠を忘れて二天の橋で 

 西が曇れば思い出す

15 ハアー恋のしがらみかわいやおつる  

 泣いて別れた二天橋

 山中温泉のよさも読み取れる。