貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

大津市本福寺④ 芭蕉などの句碑寺の感!

2024-02-06 10:39:43 | 日記
令和6年2月6日(火)
大津市本福寺④

「病(びよう)雁(がん)の 
   夜寒に落て      
     旅寝かな」 。 
 元禄3年。
 「ヤムカリ」「ヤムガン」と
読む説と音読説とがあるが、
後者をとる。
 「落て」は
鳥の空から急に降りるをいい、
「堅田の落雁」を意識しての表現。
 堅田の浦に風邪心地の身に、
夜寒侘びつつ旅寝をしている自分を、
折から頭上を鳴き渡る雁の列から
病を得て                  
湖上に降りる一羽と観じる。              
 流石芭蕉の最古参の
高弟の三上千那さん。 
 千那の墓碑もあり。 
<千寝の墓・句碑>
<大谷仏句>

 大谷句佛句碑は、
「山茶花の
   落花に魂や
      埋もれむ」

 芭蕉が何度も当寺に来泊した所
だけに
“句碑寺”の様相を呈する。