貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

成木責?

2018-04-27 08:40:35 | 日記
成木責?

平成30年4月27日(金)

 青梅にも成木という地名がある。

 昨日、「成木責」ということを

初めて知る。

 黛まどかさんの『ふくしま讃歌』。

「『成るか成らぬか、成らねば切るぞ。』

 小正月の行事に、柿や栗、桃、梅などの

果樹を責めて、その年の豊作を祈る風習

がある。斧や鎌、鉈などを持った人が

『成るか成らぬか』と幹に少し切り目を

入れて木を脅し、もう一人が木霊に

代わって『成ります、成ります。」と

答える。

 豊熟を約束した木には、小豆粥などを

疵(きず)に塗ってやる。」

という行事。

 何と、戦前までは日本全国の農家で

行われていたそうだ。

 責めているのか、睦みあているのか?

何となく微笑ましい行事の一つ。

 ユーモアも・・・感じる。

一本一本の木に精霊が宿っていると信じ、

果樹に感謝しながら人々は暮らしてい

たんだな!

 そこで、できた黛さんの傑作句。

「責むるとも 睦み合ふとも 成木責」

 果物も美味しい福島。

 福島を通過してしまったけれど、

きっと仙台でも「成木責」の行事は

行われていただろう。

仙台の榴岡天満宮の第二弾。



 平成23年3月11日に発災した

東日本大震災により被災、御社殿の

損傷が激しかったため修復工事を行

われた。

 二年半以上の歳月をかけて修復工事が

終了。

 平成25年11月24日に本殿遷座

祭を斎行し、翌日には本殿遷座奉祝大

祭を斎行し、本殿での祭祀が再開され

た。

 平成27年3月 10日、芭蕉が

訪れた当時の趣を残していることから

「つゝじが岡及び天神の御社」として、

国の名勝『おくのほそ道の風景地』に

指定された。

 平成28年4月25日、「政宗が育

んだ伊達な文化」のひとつとして、文

化庁が認定する『日本遺産』に登録さ

れた。

 平成29年7月25日に榴ヶ岡の地に

御遷座なされてより三百五十年を迎える。

 平成29年の今年は、「御鎮座三百

五十年奉祝」の年として様々な祭典や

催しを行われている。

芭蕉と蓮二翁の句碑がある。



  芭蕉の句は、 芭蕉の句は、

「あかあかと 日はつれなくも 秋の風」

 蓮二翁の句は、

「十三夜の 月見やそらに かへり花」

 その説明。