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キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

茜色

2018-10-19 11:39:37 | 季節
              

                 花水木の実が茜色に色づいています。

                 

                 柘榴も赤い、

              

                 柿も赤い、

              

                 緑の葉っぱに交じって赤い葉っぱも。

              

               茜色の秋薔薇を見つけました。茜色は入日色なんていう言い方

               もします。「小さい秋見つけた」に出てきますね。秋の色です。

               赤とんぼの本当の名前もアキアカネ。

              

              

               でも、純白の秋も、紫色の秋も。

               「茜さす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る」という有名

               な額田王の歌があります。「茜さす」は明るく照り映えて美しい

               という意味で、紫にかかる枕詞だそう。古代紫は今の紫よりもっ

               と赤に近かったのだそうです。美しいドラマチックな歌です。     
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2018-10-12 11:14:49 | 季節
             

             秋です。運動会の季節です。孫息子はお遊戯で、憧れの新幹線

             ピンク色の「こまち」になりました。青緑は「はやぶさ」です。

             

             この頃一日中ぼーっとしていて、一段と老けたなあと感じるなっ

             ちゃんですが、気候が良いのでお散歩に行くとサクサク歩きます。

             

             

             夏からずっと咲いている白丁花やランタナが秋の道端に色を添え

             ています。

             

             

             秋の花の杜鵑草や、秋の七草のひとつ桔梗もきれいです。

             

             秋らしい夕ご飯を食べました。キノコのいためもの、サトイモの

             田楽風、青菜のお浸し、故郷から届いた柿の葉寿司。    
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秋の山辺の道を行く1

2018-09-26 15:13:55 | 季節
            


            お彼岸の頃の山辺の道は、どこまでもどこまでも満開の曼殊沙華。

            

            

            

            その昔、柿本人麻呂や額田王の歩いたころにも、この赤い花は咲い

            ていたのでしょうか?

            

            奈良の名産である大きな柿もたわわに実っています。

            

            長岳寺の塀に沿って夏の名残りの松葉ボタンが。この花は江戸末期

            に日本に渡来したそうです。

            

            秋海棠も古びた寺の門前に興を添えていました。でもね、松葉ボタ

            ンもそうですが、この和風の可憐な花も江戸時代に中国から渡来し

            たんですって。だから万葉人は見ていないわけです。

               秋海棠西瓜の色に咲きにけり            芭蕉

            西瓜は平安時代に日本に入ってきたようですが、渡来したばかりの

            秋海棠を詠むとは、さすが芭蕉さん、ハイカラだったんですね。
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彼岸花咲く十三夜のふるさと

2018-09-25 15:49:35 | 季節
             

             九月二十二日、父の十七回忌、母の七回忌で奈良吉野の実家に戻り

             ました。秋の爽やかな一日でした。日が暮れると、山の端に大きな

             美しい十三夜の月が。

             

             

             明日はお彼岸。彼岸花がその名の通り満開です。

             

             

             この頃は赤だけでなく白や黄色の彼岸花も見かけます。でもそれら

             は彼岸花というより、リコリスという洋名の方が似合うかも。少し

             黄色みがかってきた田んぼの畔に真っ赤な彼岸花が転々と咲いてい

             る、これぞ日本の田舎の秋の風景ですね。             

             

             お墓参りを終えて、お寺へ上がりました。村のお寺は曹洞宗の徳蔵寺。

             ここも今どきの田舎のお寺によくある後継者問題で大変なようですが

             お寺の内外、いつもすっきりきれいにしていらっしゃいます。

             

             

             

             夕暮れの境内に、彼岸花が美しく咲いていました。お寺の奥様

             が丹精込めて作っていらっしゃるお庭です。暮れなずむ境内に

             橙色の灯がともり、なかなかに幻想的な光景でした。

                十三夜遥かなること多くなり       佐伯のぶこ
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秋の絵本

2018-09-20 17:30:11 | 季節
             

             花水木の実が赤くなってきれいです。春には白やピンクの

             花、もう少し秋が深まると、真っ赤な紅葉と、一年中目を

             楽しませてくれる木です。家の近所の小さな図書館の駐車

             場に数本の花水木があります。その図書館へ小学校の読み

             聞かせで使う絵本を捜しに行きました。

             

ざぼんじいさんのかきのき (のびのび・えほん)
織茂 恭子
岩崎書店


             

おじいちゃんのふね
ひがし ちから
ブロンズ新社

            「ざぼんじいさんのかきのき」と「おじいちゃんのふね」を選びました。

            「ざぼんじいさんのかきのき」は柿の実を一人じめしていたおじいさん

            が、隣の家の賢いおばあさんの機転で、子どもたちとみんなで柿を分け

            合うというお話。日本の昔話では、舌切り雀のお話のように、何故か業

            突く張りはおばあさんで、心優しいのはおじいさんの場合が多いのです

            が、これは反対で、小気味いい。

            「おじいちゃんのふね」は台風で壊れたおじいちゃんの木の船を修理し

            てあげようと奮闘する男の子のお話。どちらもほっこりした絵と、のど

            かな語り口で、時間がゆったり流れているような気分になる絵本で、せ

            かせ、ぎすぎすした日常を忘れさせてくれます。ちょっと疲れた人にお

            すすめかな。

            

            コケモモの小さな鉢を買いました。クランベリーという名の方が

            通っているかも。もっと赤くなるようです。かわいい。

            

            

            

                

              朝の散歩でいろいろな花に出会います。少し涼しくなって、

              花々が生き生きしてきたような。

                
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六月を見つけた

2018-06-20 14:31:55 | 季節
            

            雨が続いて、なっちゃんの散歩が厄介です。おしっこさせる

            ために、連れ出そうとするのですが「ご辞退申し上げます」

            とテーブルの下に引きこもります。

            

            でも、雨が止んだすきに連れ出すと、この時期らしい花々に

            であえます。

            

            

            

            

            別名沙羅の木、夏椿のかれんな花や、

            

            ピンクがかわいい夏水仙。

            

            六月は色々な木の実がなり始める月でもあります。

            

            

            

            柿やブドウや、これはポイセンベリーというのだそうです。

             沙羅の花緑ひとすぢにじみけり       石田波郷
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仁和寺

2018-06-17 16:30:47 | 季節
               

            五月初め、京都右京区御室の仁和寺を訪ねました。

            新緑の間にキリリと五重塔がそびえています。

            

            

            

            888年に宇多天皇が建立したという古いお寺です。境内にある

            御室の桜は江戸時代から名高かったという八重桜です。今回は

            残念ながらもう季節は過ぎていましたが。

                

            このお寺は宇多天皇に始まる華道御室流の家元でもあります。

            厳格に技法を守る古典的な活け方と自由に花を入れる盛花が

            あるようですが、この花は前者でしょうね。なかなか渋い!

            

            

            

            天皇の創建になり、門跡寺院だったからか、建物の中は御所

            風です。修学旅行の高校性が、キャッキャ言いながら渡り廊

            下を歩いていました。あの石清水八幡宮に参り損ねた法師も

            日頃この廊下を行きつ戻りつしていたのでしょうか。想像が

            膨らみます。

            

            庭に咲く小花、ウツギ類の花でしょうか、可憐でした。 
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なっちゃん、大量に毛が抜ける

2018-06-07 14:35:35 | 季節
             

             柴犬は特に抜け毛の多い犬種らしく、なっちゃんの抜け毛も尋常な

             量じゃありません。体温を調節するアンダーコートと皮膚を守るオ

             バーコートのダブルコートになっていて、そのアンダーコートの方

             がこの時期、冬毛から夏毛に生え変わるのだそうです。自分の抜け

             毛を帽子にされているとも知らず爆睡するなっちゃんです。

             

             昨日いよいよ梅雨入りして、外でしか排泄しないなっちゃんは、

             雨が降ろうが槍が降ろうが、お散歩しなければならず、梅雨は

             憂鬱な季節です。でも今日は好天気。朝早くお散歩すると、比

             較的涼しく、なっちゃんの足取りも快調。薔薇もきれいです。

             

             

             金糸梅や未容柳があでやかに咲いています。

             

             百合も盛りです。

             

             蕾で頂いた鉄砲百合、一晩で花が開きました。まぶしい純白です。
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ハイウエイ・オアシス

2018-06-02 17:19:03 | 季節
              

             どこか水郷地方の風景に見えますが、ここは東海北陸道という高速道路

             のパーキング、川島PAです。車で移動することが多いので、あちこちの

             SAやPAに寄りますが、ここはPAのうちでも屈指の広さで、バラエティ

             に富んでいます。PAのうちでも娯楽施設など併設したところを、ハイ

             ウエイ・オアシスと呼ぶようです。観覧車があるのが特徴かも。

              

             パーキングに公園が併設されていて、川の生物の水族館まであります。

             ふゆくんも、緑が多くて気持ちよさそうです。

             

             植物相は標高1000メートル以上の伊吹山とはかなり違います。この紫

             色の大きなネギ坊主のような花はアリウムという外来種です。

             

             

             

             

             

             その他見覚えのある花々がたくさん咲いていて、なかなかきれいな公園でした。

             

             卯の花も咲いていましたよ。「夏は来ぬ」です。          
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そのままよ月もたのまじ伊吹山

2018-06-01 15:14:39 | 季節
            

            滋賀県と岐阜県の境にある伊吹山は標高1377メートル、日本百名山の一つです。

            

            9合目の1260メートルまで、絶景の伊吹山スカイラインで行けば、

            私のような軟弱者にも登れる稀有な山です。

            

            遥か琵琶湖まで、すばらしい眺望が広がっています。松尾芭蕉が

            「そのままよ月もたのまじ伊吹山」秀麗な伊吹山は、月の力など借

            りなくても、そのままでとても美しいと詠んだ姿の良い山です。

            伊吹山は古事記にも出てくるそうです。特に日本武尊がこの山の

            神と闘って敗れたという逸話が有名です。

            

            スカイラインの途中所々で、大きな望遠鏡付きのカメラで何かを狙っている

            人がかなりいました。聞けば、鳥を撮ろうとしているのだとか。日がな一日、

            鳥を待っている?

            

            そう、いるんですよね、いろんな鳥が。この鳥、名前は知りませんが、とても

            美しい声で鳴いていました。この伊吹山、鳥も花も満載の場所です。

            

            スカイラインの駐車場から頂上まで、40分ほどの道のりです。夏には

            まだちょっと早く、ちょうど一番花のない時期だということでしたが、

            

            一緒に登ったふゆくんの足元には一面アブラナの一種ヤマガラシとい

            うのが咲いていました。そのほかにもかわいい高山の草花がいろいろ。

            植物相が豊かで、昔から薬草の宝庫と呼ばれてきたのだそうです。織

            田信長が宣教師にハーブ園を作らせたとかいう逸話もあります。そん

            なに標高は高くないけれど、いろいろユニークな山です。

            

            

            

            

            白や黄色の小花がたくさん。クサタチバナとかミヤマキンバイとか。

            高山植物にはあまり詳しくないのですが、どれも清楚でかわいい。

            

            9合目から上は樹木がほとんどなくお花畑ですが、桜の一種でしょうか、

            ピンクの木の花がところどころで見られました。桜はやはり美しい! 
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