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キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

母のリース

2019-12-16 10:23:53 | 季節
        

        亡き母がデイケアで作ったリースを玄関ドアに掛けました。

        ああ、また今年も最後の月になったと思う瞬間です。

        

        御近所の恒例のイルミネーションがチカチカ煌めき始めました。

        

        

        ロイヤル・コペンハーゲンの来年のイヤープレートは、街の

        窓辺にふっくらした雀がいる図柄です。

        

        クリスマスカラーの木も実がきれいです。
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人類愛の季節 The season of goodwill

2019-12-07 11:23:13 | 季節
         

         今年ももう12月になりました。英語の講読会で使わせていただ

         いているキリスト教会にも、きれいなリースが飾られています。

         街中がツリーやイルミネーションで輝き、商業主義に踊らされ

         ている感もあります。この季節になると放映される「ホーム・

         アローン」をうんざりするほど見せられるということなんかも

         含めて。でも、ハロウィーンなんかとはちょっと違って、寒い

         中で、みんな、温かいやさしい気持ちになろうよ、仲良くしよ

         うよという空気が流れているような気がするんです。それは、

         クリスマスのおかげなんじゃないかと思います。

           

         そんな季節になると読みたくなる本が何冊かあります。そのうち
       
         の一冊が英国の作家ロバート・ウェストールの「クリスマス・ス

         ピリット」です。「クリスマス・キャット」と「クリスマス・ゴ

         ースト」の2短編からなっています。「クリスマス・キャット」を

         始めて読んだ時、涙が出ました。戦争、不景気、貧乏、失業、病

         気、偏見、そんな中でも、純真な、思いやりのある心を持ち続け

         る子どもたちのお話です。宮崎駿さんはこのウェスト―ルに大き

         な影響を受けたそうです。

         

         もう一冊はフィンランドの作家トペリウスの「星のひとみ」です。

         これはもう児童文学の古典と言ってもよいでしょう。小学生の時、

         「トペリウス童話集」に入っているのを読んだ時から、愛してや

         まないお話です。いろいろなバージョンのものを数冊持っていま

         すが、万沢まき訳、画家のおのちよ絵のやさしい美しい絵本が一

         番好きです。

         

         さらに、今年からもう一冊加わりました。英国の作家M.C.ビートンの
      
         「ハイランド・クリスマスThe Highland Christmas」です。スコットラ

         ンドのハイランドを舞台にした「ヘイミッシュ・マクベス巡査」シリ

         ーズの一冊で、一応ミステリーですが、猫が一匹とクリスマス・ツリ

         ーが盗まれる他は何の事件も起こらない、ほっこりしたハート・ウォ

         ーミングなお話です。来年のクリスマスごろには邦訳が出る予定。そ

         の舞台となる湖と岸辺にたてられた大きなクリスマス・ツリーを想像

         して、コラ-ジュを作ってみました。
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青い実の季節

2019-07-24 11:18:43 | 季節
        

        そろそろ梅雨が開けそうです。なっちゃんとの散歩も、朝早くでないと

        暑くて辛くなってきました。あちこちで青い実を見かけます。これから、

        夏を越して、赤や紫や柿色や、色々な色に実っていくのでしょうね。

        

        それにしても、日本語では緑色の植物や風景は、みんな「青」と表現さ

        れます。青春とか青二才とか言う言葉もあります。英語だと青二才は

        He is greenなんて言います。青信号もgreen light。

        

        ネットは便利、答えがすぐ出ました。日本では昔「あお」で、白と黒の
  
        間のとても広い範囲の色、藍、緑、青なんかを全部表していた、その名

        残りなのだそうです。

        

        

        

        

        秋に濃い紫色になる紫式部の実もまだ青々しています。

           

           その横で黄色い夏の花向日葵がますます元気です。
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六義園

2019-05-12 16:48:10 | 季節
          

          もう何十年も関東に住んでいます。といっても川崎の片田舎ですが。

          ただ、渋谷や東京駅まで、一時間もかからずに行くことはできます。

          東京は大阪に比べて、緑が多いなと言うのは気づいています。皇居
    
          を始め、新宿御苑や明治神宮など広大な緑地があります。幕府がお

          かれ江戸に権力が集中している期間が長かったことが理由かもしれ

          ません。この六義園もそれを象徴するすばらしい回遊式築山泉水庭

          園です。初めて訪れました。

          

          かの柳沢吉保の下屋敷であった大名庭園で、明治時代に三菱財閥の

          創始者岩崎弥太郎が整備したというから、豪勢なものです。

          

          

          

          

          

          古今和歌集の和歌に出てくる風景を池をめぐる形で再現した、なんと

          も風流な作りです。あちこちに配置された東屋や茶室が新緑の中で静

          かな心落ち着く風情です。ただ、木々の向こうに高層のビルが見え隠

          れするのが、いかにも大都会の庭園です。

          

          

          

          大きな枝垂れ桜はとっくに葉桜になり、ツツジも散りかけていまし

          たが、初夏らしいアヤメなど、松の緑の中で奥ゆかしい趣きでした。
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春日大社に縁の鹿と藤

2019-05-06 10:36:30 | 季節
          

          今日五月六日はもう立夏。菖蒲の美しい季節です。

          

          これは旧国立博物館。横に近代的な新館ができ、今は仏像館になっています。

          

          先日奈良へ行き、国立博物館で世界に三点しかないという窯変天目

          茶碗を見ました。すばらしかった!小さな茶碗の中の宇宙。

          その後、春日大社の辺りを散歩しました。

          

          春日大社は主神のタケミカヅチノミコトが鹿島神宮から白鹿に

          乗ってお移りになったという故事から、鹿は神の使いとされ、
         
          今も奈良の春日大社、東大寺、興福寺一帯で自由に優雅に?

          暮しています。観光客にも大人気。もっとも、最近は特に外

          国人観光客との間でトラブルもあるようですが。

          

          

          新緑に朱塗りの建物が鮮やか。一番いい季節かもしれません。

          

          境内に万葉植物園があります。春日大社は藤原氏の氏神様なの

          で、藤には大いに縁があります。植物園は藤の花盛りでした。

          

          

          

          

          
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Komm, lieber Mai! 五月の歌

2019-04-20 15:50:27 | 季節
         

         花水木が咲き始めました。もうすぐ五月です。モーツアルト

         の歌曲に「五月の歌」というのがあります。日本語の歌詞は

         「楽しや五月、草木は萌え、小川の岸に菫匂う、、」と始ま

         りますが、原詩の題は「春へのあこがれ」で、冬の最中にちっ

         ちゃなロッテちゃんが、早く春が来ないかなと待ちわびる内

         容です。「春よ来い、早く来い、歩き始めたみいちゃんが、、」

         という童謡とよく似ています。

            

         

         

         

         

         

         ほんの10日前までは、寒くて暖かい春を待ちわびる気分でしたが、

         今や春爛漫、躑躅、木香薔薇、藤、八重桜、カラスノエンドウに

         都忘れまで、一斉に花開きました。

         

         八百屋さんには筍が並んでいます。若竹煮を作りました。
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雪の草津温泉

2019-04-14 10:55:57 | 季節
         

         雪の予報は出ていたものの、もう4月だし積もることもないだろう

         と、なっちゃんを連れノーマルタイヤで草津温泉へ出かけました。

         

         

         湯畑のすぐそばの旅館だったのはよかったものの、駐車場が遠く、

         シャトルバスで旅館と駐車場を往復することになり、しかも犬は

         バスに乗せてくれないという、ややこしいことなりましたが、ま

         あそれでも、風情ある温泉の雰囲気を堪能しました。

         

             

         

         

         夜の湯畑も、温泉の湯気に包まれて幻想的。ところがやっぱり

         雪が降り始めました。

         

         

         

         

         

         あくる日の朝は一面の雪景色。西の河原も寒々としていました。

         草津温泉を世界に広めたベルツ博士の胸像も寒そうです。午前

         中、雪が降り続き、行きは良い良い、帰りは恐いってことにな

         りそうだったのですが、日中は日が照り、深い緑の美しい吾妻

         渓谷なども見物して、なんとか無事に川崎に帰還しました。次

         の日は大雪で、雪道で滑ったり立ち往生したりする車が多くあっ

         たようです。危ない所でした。4月と言えども、信州や東北はあ

         などれませんね。
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鉄町散策

2019-02-28 15:28:24 | 季節
         

         なっちゃんがシャンプーをしてもらうペットサロンのある横浜

         青葉区の鉄町界隈はまだまだのどかな田園風景が広がる気持ち

         の良い横浜郊外です。佐藤春夫の「田園の憂鬱」はこの地で書

         かれたのだそうです。鉄町(くろがねちょう)という名前が前々

         から気になっていました。昔鉄が出たのかしらと。ところがこ

         の「くろがね」というのは、もともと「畔曲」と書き、田の畔

         が曲がった所という意味で、金属の鉄とは何の関係もないそう

         です。ちょっとがっかり。

         

         港からは大分離れていますが、ここもれっきとした横浜市。

         マンホールが証明しています。             

         シャンプー終わりにペットサロンの付近を散歩していると、

         昔ながらの日本家屋を挟んでピンクの家とブルーの家が建っ

         ていました。

         

         

         真ん中の家の人が両方とも建てたんだろうか?娘さんと息子

         さんが住んでいるのかな?なんて色々想像しました。

         

         もう馬酔木が咲き始めています。

         

         散歩の間にどんどん日が暮れ、美しい夕焼けに出会いました。
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風呂敷

2019-02-20 15:23:50 | 季節
           

             思いたって、珍しく箪笥の引き出しを整理していたら、

             くしゃくしゃに丸めた風呂敷が出るわ出るわ!

           

             綺麗な模様のやら、

           

           

             昔風のやら、

           

             お嫁入りの時に何かめでたいものを包んできたのやら、

           

             極めつけはこの大風呂敷。もう70年近く前、親戚が大阪で

             お商売をしていた時の物のようです。それがなぜ今ここに

             あるのか?

             今けっこう風呂敷が流行っていて、専門店もいくつもあるそ

             うです。包み方や結び方がネットに載っていたりもします。

             バッグ代わりに使ったり。私もちょっとやってみようかな。
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二月

2019-02-04 17:07:35 | 季節
           

           冬を運び出すにしては
           小さすぎる舟です。

           春を運び込むにしても
           小さすぎる舟です。

           ですから時間が掛かるでしょう
           冬が春になるまでは。

           川の胸乳がふくらむまでは
           まだまだ、時間が掛かるでしょう。  吉野弘「二月の小舟」

           今日は立春。急に春がやってきた暖かさですが、今夜からまた

           寒くなりそうです。二月の小舟が揺れています。クレーの絵の

           黄色い鳥もそろそろ飛び立ちのために羽ばたこうとしているよ

           うに見えますが。

           

           昨日の節分は、いつものように太巻きを作って、息子のところ

           などへおすそ分けしてかぶりつきました。

           

           ついでに鉄火巻きも作りましたよ。形は悪いですが。

           

           子どもの頃の節分料理だったこんにゃくの酢味噌和えを作り、

           鰯も焼いて食べました。

           

           館山の知人から菜花がたくさん届きました。ほろ苦い春の味

           です。菜花の真ん中に、大きな大きな晩白柚が。春間近。
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