ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

ひなまつり

2019年03月04日 | 自分のライブで
【Live Information】


 3月3日の日曜日、瀬戸大橋が見える老人ホームの「ひなまつりコンサート」で演奏する機会をいただきました。
 慰問演奏は久しぶりです。
 以前は、通常のライブ以外にもこういった慰問だとか、パーティーだとかでもよく演奏したものです。



 今回はタイミングが合わなくてピアニストさんが見つからず、しかたなく自分がピアノで。
 しかたなく、とは言っても、実はピアノを弾くのは大好きなんです。
 そんなにたいしたことは出来ないんですけどね。





 老人ホームのロケーションは、ホームページの写真によるとこんな感じ。
 晴れた日はとても見晴らしがよさそうなところです。





 演奏会場のホールの窓からもはっきり瀬戸内海と瀬戸大橋が見えます。
 この日は降ったりやんだりで終日どんよりしていたのですが、晴れの日はもちろん夜景もきれいだろうというのが充分うかがえます。





 きれいな雛人形も飾られていました。
 ぼくの子供の頃、わが家も毎年雛人形を出していました。やっぱり昔から伝わっている行事は馴染み深いですし、季節感があっていいものです。
 「みんなで歌うので『うれしいひなまつり』を演奏してください」という要望があったので、オープニングに1コーラス、コンサートのクロージングのフルコーラス演奏しました。





 この日用にたくさんアレンジもして、たくさん譜面を書きました。
 「蘇州夜曲」「坂本九メドレー」「糸」「春の童謡メドレー」などなど。
 2曲だけ外国の曲も演奏しました。「Moon River」と「To Love Again(愛情物語)」です。
 優しい曲、愛を感じられる曲、子供の頃を思い出せそうな曲を選んでみました。






 リハーサルがオープン・リハみたいになってしまったのですが、その時から一緒に歌ってくれる方がおられました。
 とても楽しみにしてくださっているようでした。
 本番ではホールがいっぱいになるくらい聴きに来てくださり、たくさんの方が演奏に合わせて楽しそうに歌ってくれました。
 その歌声を聴いていると、なにかがこみ上げてきました。
 あとで「なんで泣きそうになったんだろう」と考えてみました。
 やっぱりじいちゃんばあちゃんたちがとても喜んでくれたからなんですね。
 一緒に演奏してくれたほかの二人も「こっちまで嬉しくなりましたよ。(大事なのは)ギャラの額じゃないですね。」とか「とてもいい経験でした。楽しかった。」とかとても喜んでくれました。


 老人ホームでの演奏というと地味なイメージがありますが、終わってみるとしみじみ「行ってよかった」と思えました。
 楽しんでもらいに行ったのに、こっちが楽しませてもらったうえに感激までさせてもらったんですね。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2019年3月のライブ予定 | トップ | 血と汗と涙 (Blood Sweat &... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

自分のライブで」カテゴリの最新記事