ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

ダンシング・シスター (I'm In The Mood For Dancing)

2007年12月05日 | 名曲

 最近では車のCMとか、携帯電話のCMに使われていた「ダンシング・シスター」。
 この曲、1979年(日本では1980年)のヒット・チャートを席捲し、一時は「ノーランズ旋風」と言ってもいいくらいの人気があったように記憶しています。
 レコード棚をかき回してみたら、あったあった、「ダンシング・シスター」のシングル・レコードが出てきました。


 改めてノーランズについてちょっと調べてみました。
 彼女らはイギリスの姉妹グループで、本国では1972年にデビューしています。この時は、両親とその息子たちも含めてファミリーによる10人編成で、「ザ・シンギング・ノーランズ」と名乗っていたようです。
 日本では、「ダンシング・シスター」で、80年7月にデビュー。この時は、アン、リンダ、モーリーン、バーナデット、コリーンの5人組でした。のちアンが抜けて、4人組として活動を続けました。


 一番注目を集めていたのは、末っ子でブルネットのコリーン。キュートでヤンチャな感じが人気を集めたのでしょう。ぼくは、コリーンがメイン・ボーカルだとばっかり思い込んでいました。実はメイン・ボーカルは、金髪に青い目のバーナデット(バーニー)だったんですね。





 その後は、「セクシー・ミュージック」が大ヒットしたりしましたが、次第に人気も下降線をたどるようになります。しかし、1990年にアイドル・グループ「WINK」(これまた懐かしい!)が「セクシー・ミュージック」をカバーしたのがきっかけになり、再びノーランズが注目されるようになりました。
 一昨年ノーランズは、山口百恵さんのカバー楽曲集を発売しています。これは先だってCDショップで見かけました。
 ノーランズ、今も本国では、それぞれに芸能活動を続けているようです。メイン・ボーカルのバーニーは、ソロ・シンガーとしての活動に加え、俳優としてもがんばっているんだそうです。


 さて、「ダンシング・シスター」です。
 とってもポップで、ハツラツとしている曲です。
 バーニーの明るい歌声がとっても印象的。
 健康的かつキュートな雰囲気に満ちていて、思わずメロディを口ずさんでしまいたくなります。
 聴いていると、理屈抜きで体を動かしたくなるような、そんなハッピーな気分になること請け合いですよ!
 日本語バージョンで歌ったもあるみたいですね。





[歌 詞]
[大 意]
踊りたい気分なの ロマンスの気分なの
今夜はすべてを投げ出して チャンスに賭けたい気分
踊ってる気分なの だからさあ 私を抱きしめて

踊ってる気分よ ベイビー 音楽にまかせて
踊ってる 最高よ ベイビー だからのって 体を動かして

踊りたい気分なの ロマンスの気分なの 今夜は止まらない わかるでしょう
チャンスに賭けたい気分なの
踊ってる気分なの 頭からつま先までも わたしをもう一度つかまえて 
だれも終わりを知らないの だから 踊って さあ 踊って

踊ってる ビートを感じて ベイビー あなたがすることはそれだけでいいの
わたしは踊りをやめられないの だから足を動かして ベイビー
だってハニー わたし あなたのそばにいるのよ

 
 
◆ダンシング・シスター[I'm In The Mood For Dancing]
 ■シングル・リリース
   イギリス1979年12月3日、日本1980年7月31日
 ■作詞作曲
   ベン・フィンドン、マイク・マイヤーズ & ボブ・プージー/Ben Findon, Mike Myers & Bob Puzey
 ■プロデュース
   ベン・フィンドン/Ben Findon
 ■歌
   ノーランズ/Nolans
    モーリーン・ノーラン/Maureen Nolan
    アン・ノーラン/Anne Nolan
    バーニー・ノーラン/Bernadette "Bernie" Nolan
    コリーン・ノーラン/Coleen Nolan
    リンダ・ノーラン/Linda Nolan
 ■収録アルバム
   ノーラン・シスターズ/Nolan Sisters(1979年)
 ■チャート最高位
   1980年週間チャート イギリス3位  日本(オリコン)1位(1980.11.17~11.24)
   1980年年間チャート イギリス27位



ノーランズ『ダンシング・シスター』


コメント (10)
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