今回のミッションは、アフロ作治が大枚6枚をはたいて新規導入した魚干し機の3枚の回転翼全てにホッケをぶら下げ、綺麗にホッケ3段満載でクルクル回転させる為のホッケを確保することである。
なので、最低でもホッケ60本(=20本×3段)が必要とされた。
そんな過酷なミッションを達成させるために今回選んだポイントは久遠漁港の右側にある小歌岬
写真中央右側に見える岩場の先端が今回の作戦決行ポイントなのだ。
【無風・べた凪・鏡の様な海面】
いつもの様に、色々忘れ物をして何度も家に戻り、ヨシゾー家には予定時刻の19時を10分過ぎて現われたアフロ作治。本来なら彼のNEW中古車で出撃したいのだが、なんせリッター6kmしか走らないという時代に逆行したドッカンターボ車。おまけにハイオク仕様なので、このご時勢に片道200km以上のポイントまでこの車で行く気になれない。
なので、いつもの様にヨシゾーカーの出番となった。
目的地は久遠~太田方面。
車は順調に高速を走り、23時前には目的地に到着。しかし、海は何処も鏡の様な静けさで、潮の動きが全く感じられない。
しばらく色々ポイントを見て回ったが、魚の気配が全く感じられないので少しでも潮の動きがありそうな岬の先端部へ行く事にし、真っ暗闇の中、20kg以上の荷物を背負ってゴツゴツした岩場を汗だくになりながら先端部を目指しました。
最初に覗いた左側中間部はコマセが散乱しており、水溜りの色も変色して悪臭が・・・・・・・・。
なので、その先の大岩を乗越え左側先端に!
そうしたら、左先端からワイヤーロープが2本も岩にくくりつけられており、ポイントとなる沖から入ってきている溝を囲むように網が仕掛けられていました(涙)
なので、今度は右側を目指してまたまた大岩を何度も乗越えて移動。
左側の溝は潮が動いて一部サラシとなっており、なんだかいい感じです。
このとき、荷物を置いていたとは言え、何度も大岩を乗越えながらあちらこちら偵察でウロウロしたヨシゾーは体力の消耗が激しく、倒れそうなくらい汗だくで息が上がってました(笑)
【竿先を揺らすのはアナタ!】
結局、竿を出したのは日付が変わった1:30過ぎ。
辺りには眩いばかりの漁火をたいた漁船がいっぱい
こんなに明るくて、本当につれるんでしょうか?
って、不安が的中し、暗いうちに釣れたのは巨ガンジ1匹、ホッケ1匹、チビアブ2匹と散々。
アフロ作治に至っては、チビソイ2匹と言う惨状。
この時点では、明るくなったら・・・・・・。
希望的観測だけが、心の支えでした(笑)
【なぜかカレイが?】
空が明るくなっても全く釣れ無いのでヨシゾーは左側の溝を諦め、30~40m先に斜めに網が入っている正面に移動。
右にアフロ作治、左にヨシゾー。
写真の何処かにまったくホッケが釣れ無いので拗ねて岩に擬態しているアフロ作治がいます(笑)
メチャクチャ邪魔です。
この場所は、かけ上がりがキツイく深さのあるポイントでした。
投げた後もしばらく糸を送り込むのですが、魚が掛かって巻き上げると何度もかけ上がりに仕掛けを食われるような場所です。
そんな場所ですが、本当にピンポイントで砂が入っている場所があり、そこに打ち込むと目的のホッケは無反応なのですが、なぜかカレイ達が楽しませてくれました。
今回は自信をもって書かせていただきます、アサバさん
2~3枚ほど海にお帰り願いました。
アサバさんとマガレイさんのダブル。
38cmほどでしょうか?
その後、30オーバーも!
結局、38cmを頭に30cm近いマガレイやクロガシラなどのカレイ類が9枚も・・・・・・・・・・。
しかし、目的のホッケは夜間に釣れた1匹のみ(涙)
ま、普通に考えたら型物ばかりカレイがこんなに釣れたらガッツポーズなのですが、今回は全てホッケ仕掛けの根魚王16号やチヌ針8号で、餌はサンマとイソメ、カツオとイソメ、蛍イカとイソメなどの合掛けやホタテのミミなどのホッケ仕様で釣れちゃったんで、なんだかメチャクチャ微妙な感じです・・・・・・・・・・。
そして、ホッケの事しか頭に無いアフロ作治くんは当然の様に、カレイなどには眼中に無く、日の出から1時間で集中力が途切れ、撤収する9時頃まで岩に擬態して眠りにつきました。
って、アフロ作治曰く
”次の作戦に備えて寝た!”
と言うのが本音のようですが。
なので、キープしたお魚は無し。
そう、彼は小歌岬ではホッケ60匹の夢ははかなく消え、ボーズを食らったのです!!
【祈りは通じず、残念なアフロ作治】
結局、カレイの反応も鈍くなって来た9時過ぎには撤収!またまた汗だくになりながら車まで戻ってくると、なにやら不適な笑みを浮かべるアフロ作治。
タックルを車に積み込み、着替えが終わると一目散に太田方面へ車を走らせました。
途中、女王様からの無電で、太田漁港のクロガシラポイントを紹介してもらいましたが、ホッケの事しか頭に無いアフロ作治はこの申し出を却下。
太田神社まで戻り、ある作戦を決行する準備を整えたのです。
何時もは釣り銀座となっている太田社務所下の磯。
ホッケはここにも居ないようです。
彼のホッケに対する熱い思いとは裏腹に、ホッケなどどうでも良いヨシゾーは車に戻って仮眠。
しかし、1時間もしない12時には起こされちゃいました・・・・・・・・・・・。
結局、魚が居なければ熱い気持ちも空回り、遂には完全に心が折れたようです(涙)
ま、当然といえば当然ですが(笑)