先日の大会で、27号という軟竿で50弱の巨カジカを上げたが、実はこの竿でこのサイズを上げたのは2回目なのだ。大物はそのサイズまで生き延びてきた強者なので、警戒心がもの凄く強いのと年寄りなので食いが浅く、違和感の少ない軟竿が有利とは言われている。
しかし、本当に軟竿は大物釣りに向いているのだろうか?
大会前は、buchiさんの店でも話題になり、どうせゴロ+ネットは元々がチョイ投げ用の仕掛けなので軟竿が有利と言う事で落ち着いた。また、ボナさんも興味を持っているようだ。
ヨシゾーが思うに、カジカのように思いっきり水深の浅い岸近くまでやってくるターゲットには有効だと思うが、沖目を攻める釣りや昆布の密集している襟裳・広尾方面には向かないし波・風にも弱い。今回は、たまたま指の怪我で竿が握れないため、あまり力が必要のない日本海用の軟竿にしただけなのだが。
そこで、ヨシゾーが感じている軟竿の長所、短所を列記すると、
【長所】
1.魚のやり取りが面白い!当たりも強烈なら、竿の曲がりも半端ではない!
2.竿の曲がりを利用して投げるので、コントロール性が良い。
3.魚の食い込みが良い?と思われる。
4.細くて軽い。
【短所】
1.ゴロ+ネット仕掛けやダブルゴロ天秤仕掛けでは20m位しか飛ばない。
2.波・風が強いときや海草が多い場所では竿先が揺れ過ぎて落ち着かない。
3.大物のクレーン釣りは無理。足場の高い岩場や防波堤ではタモ網が必要。
4.大物には大合わせしないと、針が硬い唇を貫通せず、掛かりが甘くなる。
5.柔いせいか?根掛かりが外しにくい。
てな具合ですね。ま、当たり前と言えば当たり前の事ですが。
それなら、長所だけで大物が釣れるかというとそうでは無い。
やはり、広範囲に魚がいる場所を探れる飛距離も重要な武器だと思っているからだ。
では、どうして軟竿有利という事が言われているのだろう?
ちなみに食い込みだけの話をすると、ナイロンの伸び率は最大30%と言われているので、仮に100m投げると思いっきり引っ張れば130mまで伸びるのに、近投の20mだと6mしか伸びない計算になる。この数値は最大の伸びの場合なので、魚が当たった程度ではこんなに伸びないと思いますが、飛距離があればあるほどラインの伸びしろは大きくなるのです。
20mと100mでは、実に伸びしろは5倍も違うのです。
そう考えると、剛竿で40m飛ばすのと軟竿で20m飛ばすのではどれだけ魚に与える影響が違うのでしょう?あまり変わらないのでは無いかなとも思いますが、実際に試したことが無いので判りません。
もしかしたら、
軟竿 ←←←←←
↓ ↑
飛ばない ↑
↓ ↑
道糸が伸びない ↑
↓ ↑
食い込みが悪い ↑
↓ ↑
→→→→→→→
という、負のスパイラルに陥って居るのでは無いかとも思ってます。
ま、それ以前にゴロ+ネット仕掛けを飛ばそうと考えるヨシゾーが変ですね(笑)
いずれにしても、近投メインの釣り場では軟竿が有利なことは間違いないですが、やはり投げ釣りです。
”飛ばしてナンボ!”
ですよね(笑)
そこで、ヨシゾーが理想とするゴロ+ネット仕掛けで大物を狙える竿とは!
・柔らかく食い込みが良い穂先
・投げた後のブレが瞬時で収まる収束性の良さ
・軽い力で、ゴロ+ネット仕掛けを100mくらい簡単に投げられる強い反発力
・大物を簡単に根から引き離す、強靱さと粘り強さ
・持ち重りしないバランスの良さ
・簡単に根がかりを外せる使い勝手の良さ
・針の穴を通すようなコントロール性
・必ず50UPが釣れる強運性
こんな竿、誰か作って下さい(爆)
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