金もない、時間もない、人の集まりもままならない…。あの名文句はもう聞けません。阪神支部の、兵庫県高校演劇の重鎮、吉山先生がお亡くなりになられました。阪神支部の高校生には講評でのこの姿がおなじみのはず。いくつになっても「頑張ってください。」とこの席から劇に激を飛ばされていました。尼北時代も、伊丹西でも、合言葉は「吉山爺を寝かすな。」でした。いい芝居だとちゃんと起きて観てくれましたから。
実は僕たち顧問の間でも吉山先生の正確なお年は諸説あって分からないんです。それでも戦争に行って艦に魚雷を受け、サメのいる海を漂流して生還されたとか、阪神支部が来年度創立五十周年であることを考えると、80前後のはず。ついさきがたの春秋座公演にもいらっしゃってましたから、まさに生涯現役宣言に偽りはなかったということ。来るべきときが来たなぁという気持ちと、寂しさを感じています。
ようやく後身に道を譲ることになった吉山先生へ。先生の善意と情熱は僕たちが受け継ぎますからね。
実は僕たち顧問の間でも吉山先生の正確なお年は諸説あって分からないんです。それでも戦争に行って艦に魚雷を受け、サメのいる海を漂流して生還されたとか、阪神支部が来年度創立五十周年であることを考えると、80前後のはず。ついさきがたの春秋座公演にもいらっしゃってましたから、まさに生涯現役宣言に偽りはなかったということ。来るべきときが来たなぁという気持ちと、寂しさを感じています。
ようやく後身に道を譲ることになった吉山先生へ。先生の善意と情熱は僕たちが受け継ぎますからね。