食後漢10

2011-07-25 00:27:48 | 子育て

1号も5年生になりました。

小学校高学年ともなると、学ぶ漢字も難しいですねぇ。
彼女達はゆとり世代のおゆとりさんのはずなのに、
“観察”とか“鏡”とか。
私も小学生の頃は、こんなに難しい漢字を学んでいたんでしたっけねぇ。
すっかり忘れてしまいましたが。

で、1号ちゃんは漢字がとっても苦手です。
それは努力が足りないとかじゃなく、
脳が漢字を覚えるのに適していないからじゃないかと思います。
未だに3年生の漢字を書けないこともあるくらいです。
私は漢字で苦労した覚えがないのですが、
嫁さんは漢字が苦手だったとのこと。
得手、不得手の世界ですね。

これから先、難しい数学の問題は解けなくてもかまいませんが、
漢字が書けないと、恥ずかしい思いをすることもあるでしょう。
ラブレターに数式は書かないですが、漢字は書きます。
大一番の文書で、へんてこりんな誤字なんてあれば大変です。
嫁さんも漢字が苦手だったとか。
漢字を覚えるのが苦手な脳にとって必要なのは、
何度も書くことだと思っています。
繰り返し、繰り返し書く。
緊張感のある中でね。

で、昨年の11月から、1号の漢字苦手対策として、
夕食後に漢字を10問出題することにしました。
ただし、何の緊張感もなければ効率はよくない。
だから、漢字を間違えれば残りの出題数が1題増える形式にしたのです。
つまり、連続で正解すれば10問で終わりますが、
1問でも間違えれば11問以上の問題が出ます。
ヘタするといつまでも終われないなんて可能性も。
ちなみに【食後漢10】ってのは、
【食後に漢字10問やる】の略です。
って、わざわざ書かなくても明白ですかね。

4年生の1学期の漢字からやり直したのですが、
最初はまともに進みませんでした。
ほとんど正解ゆーてるやろ!と突っ込みたくなるほどのヒントを、
何度も何度も繰り返して、
それでも何問も何問も間違えてましたから。
不憫な1号ちゃんは、毎日泣いてました。
“そんな漢字も覚えていないのか?”と言われる悔しさ、
正解できない、思い出せない自分へのイラ立ち、
不正解時に残問題が1問増える理不尽への腹立たしさ、
自信のない漢字が正解だったときの安心。
そんなこんなで涙が止まらず、
ほんと、毎日泣いてました。
出題するこちらも、
たいがいかわいそうになってオマケしちゃいそうになりますが、
そこは心を鬼にして、耐え続けていたのです。

でも、がんばれば何とかなるものです。
何度も繰り返し書いているうちに、
さすがの1号も覚えるものですね。
少しずつ。極端に少しずつですが、
食後漢10がスムーズに進むようになってきたのです。
それと同時に、直視できなかったような1号の漢字テストの点数が、
一気にハネ上がりました。
子どもの頃って、がんばればがんばるほど実を結ぶことが多いので、
うらやましくなることがよくあります。
私の歳になると、がんばっても実を結ぶことなんて、
そう多くはありません。
悪い性格を良くしようとがんばったところで、
表面的な“いいひと”にしかなれないですから(汗)

ところで、食後漢10は外食時には実施されません。
私が勝手にそんなルールをつけました。
だから、1号は外食が決まるととっても喜びます。
外食が嬉しいんじゃなくて、食後漢10がないから。
また、私が晩酌で酔っぱらってしまって、
漢字問題を出すのがおっくうになってしまった時にも、
中止されることがあります。
だから、1号は私が飲みだすと、
めっちゃビールを勧めてお酌をしてくれたりして、
スナックのママみたいになります。
それもこれも、すべては食後漢10を中止にするためです。
現金なヤツめ。

漢字力がちょっとマシになったからと安心は禁物です。
現に、ここしばらく、私が残業で食後漢10が実施できないと、
確実に1号の漢字テストの点数が下がっています。
またビシバシと鍛えたらなあかんな。
だから、残業したくありません、とは上司には言えませんが(汗)

また、この食後漢10は思わぬ相乗効果を生みました。
それについてはまた、次回にでも。
では。