ごしきのたんざく

2011-07-12 20:38:29 | 家族

七夕だというのに、7月7日は一日、雨でした。

七夕って雨が多いですよね。
梅雨時なので当たり前ですよね。
織姫さまも彦星さまも、
気の毒な時期を、一年に一回のデートの日に指定されてしまったものですね。

今年もジャリ男は保育園で短冊に願い事を書きました。
昨年は“かめんらいだーあくせるあかになりたい”という願いでした。
その微妙さに違和感を禁じ得なかったのを記憶しています。

お星さまきらきら

さて、今年はどんな願いなのか。
七夕の前日までは家族内のうわさで聞いていたんです。
その願いとは。

カブトムシやクワガタをたくさんとれるようになりたい

最近ね。よく行くんですよ。
カブトムシ捕り。
子ども達3人を連れて、車で行ける範囲の雑木林なんかに。
で、やっぱり私は捕れるのですが、
5歳のジャリ男には、見つけるのも難しければ、
捕ることなんて、もっと難しい状況です。
だから“カブトムシやクワガタを独りで捕りたい”と思ったのでしょう。
若干、小さめですが、
現実的で好感の持てる、いかにも少年的なお願いだと思ってました。
少なくとも去年よりはね。

でも、先日。
そう、7月7日のことでした。
保育園のお迎えに行ったときに、
笹につけられたたくさんの短冊の中から、
ジャリ男の短冊を見つけて、読んでみました。
かわいらしいお願いが書いているんだろうなと思いながら。

で、裏切られました。

おおがねもちになりたいです

!!!!!
なんじゃその夢も希望もない、
でも極めて現実的なお願い。
普段からそんなこと言ったことないのに、
なんでいきなりお金が出てくるのか・・・・。

わたしゃね、失望しましたよ。
よくわからないままに書いているのかも知れませんが、
“おおがねもち”なんて言葉が出てくることに対してね。
夢っちゃあ夢なんでしょうが、
生きていくためにはなくてはならないものであることは確かなんですが、
5歳からそんなことを考える必要は一切、ございません。
もっと少年らしい願いを書けへんたんかいな。

おとうちゃん なさけなくって なみだでる

一句読めちゃいましたよ。
だいぶパクリっぽいですけど。

一方、家に帰ってから1号と2号のお願いも聞いてみました。
1号はさすがの貫禄。

家族みんなが幸せでいられますように

2号も“らしい”お願いです。

ピアノが上手になりますように

ほ~ら。
2人とも子どもらしくて素敵なお願いじゃないですか。
めっちゃカワイイ
それに比べて、ジャリ男の情けなさといったら・・・ヨヨヨ。


ここは気を取り直して、得意の、超ポジティブ思考で行きましょう。
そう。こんなことお願いされるよりはマシやな、と考えるのです。

おんなのこになれますように

これは困ります。
女になりたい男を否定するわけじゃなく、
私的に、ジャリ男には男として育ってほしいので。

6さいになれますように

5歳のジャリ男にとって、
これはあまりにもお願いとして小さすぎる!
3ヵ月後には、自然に6歳になれるハズやん。

むぎちゃがのみたいです

これを見た保護者の方々は、きっと言うでしょう。
“むぎちゃくらい買ってあげればいいのに”
そして私達両親は、麦茶も買い与えないセコ親の烙印を押されるのです。

あんていしたしごとについて、へいぼんなかていをきずけますように

そりゃそうなんやけど。
それが幸せの真髄であったりもするんやけど。
ただそれを短冊にお願いごととして書かれると、抵抗感あるな。

こじまよしおみたいになりたい

どこに憧れてる!?
何を目指してる!?

おんなをはべらせたい

どんだけマセとんねん!!

おにゃんこクラブにはいりたい

大昔に解散しとるがな!
チラホラ再集結したりCM出たりしてるけど。

おとうさんがかしこくなりますように

こんなことお願いされたら、父親の面目丸つぶれですな(汗)
子どもにかしこくなれとお願いされる父親って、
困るよなぁと思いながらも、私のことだったりするんですけど。

1ごうねえちゃんがすてきなおとこのひととけっこんしますように

それはそれで大切なことやけど、
おまえがお願いすることではないで。
人のことをお願いする余裕があるほど、
君に何もかも揃ってるわけやないで。

2ごうねえちゃんがだれかの2ごうになりませんように

ちょっと待て!
なんでそんなネガティブなお願いやねん!!
まるで“2ごう”になることが自然な流れのようやないか。

おかあさんとけっこんできますように

マザコン野郎!


・・・・・・・・・・。
いつの間にかネタ記事になっちゃった。
けど、こんなお願いされるよりは・・・マシ・・・かなぁ・・・・

ま、いつもマジメな私にこんなアホ記事を書かせてしまうほど、
ジャリ男のお願いがショックだったということですわ。
では。