命光不動尊のブログ

貴方の知らない神道や仏教の教えが命光不動尊にはあります。

生きとし生けるものを大事にするのは、自分を大事にすることでもある

2021年11月19日 18時24分00秒 | ひと口法話

お釈迦さまは、

「すべての命に対して慈しみの心を持つように」と教えられております。

慈しみとは、相手のことを思い気づかう心です。

 

それは、「他人の失敗、苦しみを願わない」ということであります。

 

「すべての命に対して慈しみの心を持つ」ということは

自分が嫌いな人や自分のことを

嫌っているであろう相手をも同じように心配すると、

言うことでもあります。

 

なかなか、そう思えるようになるのは大変ですが、それくらい大きな心を持ちなさいということです。

 

我々のしあわせは、自分の力だけで得られるわけではないのです。

生きとし生けるものと調和することで、成り立つているのです。

 

それがなければ自分の幸福などありえないのです。

仏教では身(しん)、口(く)、意(い)の三業(さんごう)といって我々の行動を三つにわけています。

一つは身、これは体の行動。次が口、これは言葉の行動でしゃべることですね。

最後が意、つまり心の行動で考えることです。

 

この三つの行動を起こすときに、よく観察して

「それが自分のためになるのか、自分のためになると同時に人のためにもなるか、

さらにすべての生きとし生けるもののためになることか」を

コントロールして行動してみてください。

 

それが本当に自分を大切にすることであります。

 

南無大師遍照金剛