美津島明編集「直言の宴」

政治・経済・思想・文化全般をカヴァーした言論を展開します。

久々に、政治家と国民のまともな関係を見た思いがする (イザ!ブログ 2012・10・3 掲載)

2013年11月30日 07時25分18秒 | 政治
MSN産経新聞ニュースより。

「われわれが政権取ったらスピードアップ」 安倍自民総裁、民主政権の復興政策を批判
2012.10.3 11:37

福島県相馬市の災害公営住宅を訪れ、入居者と言葉を交わす自民党の安倍総裁=3日午前

自民党の安倍晋三総裁は3日午前、東京電力福島第1原発事故の被災者らが住む福島県相馬市の災害公営住宅を訪れた。総裁就任後、初の地方視察先に東日本大震災の被災地を選んだ。原発事故対策に積極的に取り組む姿勢をアピールする狙い。

安倍氏は入居者を前に「国が責任を持って判断しないから復興が進まない。予算も縦割りになってしまっている」と民主党政権の復興政策を批判。「われわれが政権を取ったらスピードアップすると約束する」と訴えた。

安倍氏は、警戒区域の指定を解除されたもののインフラ復旧が不十分とされる同県南相馬市や、解除されずに全町避難が続く浪江町なども訪問。午後には福島第1原発を視察し、事故処理の状況を確認するとともに、作業員を激励。周辺自治体の首長や議長から事故対応などに関する要望も受ける予定だ。


上の写真に、私はなにやら懐かしさを感じて、ついアップしてしまいました。政治家と住民とのこういう交歓風景は、この三年間一度も目にしたことがなかったので、たわいもなく感動してしまいます。ここには、「ごく普通に暮らしたい」というささやかな願いを託す者と、それを温かく包み込みながら重く受けとめる者との厳粛な関係が、見る者に自ずと伝わってきます。これが、国民と政治家とのまともな関係のイメージなのです。もちろん、政権奪還のパーフォーマンスでもあるのでしょうが、それが効果的であるためには、そこに真情がこもっていなければなりませんね。

地元の被災者の方々は、静かに湧き出てくる希望に胸躍るものがあったのではないかと推察します。それは、9月25日の新宿駅西口で催された、自民党総裁選の最終演説会で、安倍さんの演説を聴いたときに、わたし自身が経験したものなので、そう思うのです。

こんな当たり前の光景に心を動かされてしまうほどに、民主党政権の三年間はひどいものだったことを、私はあらためて痛感します。私の思い、わかる人にはわかりますよね?われわれ一般国民は、この三年間、民主党から虐待され続けたようなものです。

私の思いも、結局のところ、この写真のなかのおあばあさんと同じです。「安倍さん、頼んだよ。私たちも、望みを捨てずにがんばるからね


コメント(2)
2012/10/03 22:17

Commented by プシケ♂ さん
こちらにもお邪魔します(__) なんだか、目頭にじわっと来ます。(特に今日は、自分自身も弱りぎみで…。)我々には全てを知り判断することはできず、「何か」を、ある人に感じて。それを感じて、託すひとを決めるのが国民、我々、このお婆ちゃん。なんだと思うのです。


2012/10/04 01:13
Commented by 美津島明 さん
To プシケ♂さん
>こちらにもお邪魔します(__) なんだか、目頭にじわっと来ます。(特に今日は、自分自身も弱りぎみで…。)我々には全てを知り判断することはできず、「何か」を、ある人に感じて。それを感じて、託すひとを決めるのが国民、我々、このお婆ちゃん。なんだと思うのです。

プシケさん、こんばんは。私と同じ思いを共有できる方が、いらっしゃることが、とても嬉しい。プシケさんの「目頭にじわっと来ます」という言葉を聴いて、私も「目頭にじわっと来ます」。あのお婆ちゃんの姿に感応していただけて、感無量です。これを既成マスコミは「ネトウヨ」と悪罵しています。私は、それを絶対に許したくありません。ふざけるんじゃないよって。


*私は、いまイザ!ブログからGooブログへの投稿の移転作業を時系列順に毎日少しづつやっております。ときどき、削除してしまおうかと迷うものがあります。そのなかでも、上記の投稿は、その思いがとりわけ強く湧いてきたものです。しかし、思いとどまりました。後から振り返ると穴があったら入りたくなるほどの強い羞恥心が湧いて来るような投稿であっても、そこに、そのときの自分の正直な思いが刻み込まれているのは事実であり、そういう意味での記録性を犠牲にするのはよろしくない、と考えたからです。一般国民として、民主党のバカ政治に踏みつけられ続けた結果、当時の私は相当に弱りきっていて、安倍さんを、藁にもすがるような心持ちで支持していたことが、よく分かります。民主党が政権を取ったことがきっかけで、数十年間の交友関係にあった人間に不信感を抱き、ついには、彼との交流を絶ったことは、どこかで話したような気がします。民主党政権の誕生は、それほどの個人的な衝撃を私に与えるだけの椿事なのではありました。私は、いまでも、当時の民主党政権に対して変に肩入れしたような発言をした、あるいはいまでも腹の中でしている人間の誠意を根深く疑う者です。(2013・11・30 記す)

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