文部科学省の「英語教育実施状況調査」に
よると、2021年度の中3の「英検3級」以上の
英語力がある生徒の割合は5年前の36.6%、
3年前の40.7%から47.0%へ上昇しました。
高3の「英検準2級」以上の割合は、同様に
31.9%、39.3%から46.1%に向上しました。
目標の5割には届いていませんが、着実に
水準が上がっています。都道府県・政令
都市別で集計される中3では、トップが
さいたま市の86.3.%、次いで福井市の85.8%
になります。高3は、都道府県別になり、
トップは福井県の59.6%、次いで富山県の
59.3%です。
さいたま市は、2016年度より新しい英語教育
『グローバル・スタディ』を実施し、小中
9年間を一貫した新カリキュラムを採用。
「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を
バランス良く学べるようにしています。
「聞く」「読む」「書く」で、同市の生徒の
正答率は日本一です。授業時間数は、全国的
には実施されていない小1で34時間、小2で
35時間行い、小3~6では全国平均よりも
各年とも35時間余分に行っています。
中学では、1年から3年まで全国平均より各年
17時間多く英語の授業を行っています。
英語学習を言語習得を目指すだけでなく、
"世界を見る窓"とし、世界中の人と主体的に
コミュニケーションをとり、多様性を理解
しながら社会とつながっていく力をつける
ことを目的としています。そのため、学習成果を
発揮できるアウトプットの場を多くしています。