6月4日に行われた全仏オープンの
女子ダブルス3回戦で加藤未唯選手が
打ったボールがボールガールに直撃し
失格となりました。危険な行為として、
賞金とランキングポイントが剥奪され
ました。加藤選手は、判定を不服として
四大大会側に提訴 しました。テニスの
プロ選手協会も、不当な判定であると
声明しました。「偶発的で攻撃性のない
事象であることは明らか」とし、剥奪
された賞金とポイントを戻すべきだと
述べました。相手チームはボールガール
から「血が出ている」などと言って
確認を要求 しましたが、出血どころか
ケガもしていませんでした。ボール
ガールを故意に攻撃する必要などまったく
なく、ビデオを見れば強く当たっていない
ことがわかるそうです。
昨日行われた混合ダブルスの準決勝で
勝利して加藤選手は決勝に進みました。
相手選手とは、お互いにいい試合を
しようと声をかけ合いました。
試合後に、「私を見掛けた人がみんな声を
掛けてくれて、うるっときた」 と加藤選手は
言いました。決勝戦でも、良いプレーが
見られそうです。