全国の空き家は、2018年時点で849万戸
あり、空き家率は13.6%でした。
野村総合研究所は、解体などが進まないと、
空き家率が2038年に31.0%へ上昇すると
予想しています。隣のどちらかが空き家
ということになります。空き家の78%を
一戸建てが占めています。
空き家が放置されると、景観、治安、
防災などの面で問題が生じます。
持家比率は、世帯主年齢階層別で70歳
以上の団塊世代では80%を超えます。
40代の団塊ジュニアでも55~60%です。
1年間の平均出生数は、団塊世代が
268万人、段階ジュニアが200万人超え
です。2020年は、コロナ禍もあり84万人
でした。団塊世代の人口が団塊ジュニア
より多いうえ、団塊ジュニアも持家比率が
比較的高いため、団塊世代の持家が
空き家を増やすことになります。
空き家を解体して更地にすると固定資産税が
上がるため、放置されるおそれがあります。