メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

たった3ステップのチーズパイ

2015-09-17 19:09:38 | レシピ
お客様を3人お迎えすることになって
しかも、話のテーマはオリーブオイル
しかも、3人のうちおひとりはギリシャの方。

「お昼をすませて行きますから」と、お約束は午後の2時。

それでもやっぱり何かを作りたいのがメイおばさん。
けれども、こんな時
もしも手の込んだ物にしたら、かえって気を使わせてしまいます。

う~ん、簡単で、おいしくて、さりげなく
オリーブオイルをたっぷり使って
できればギリシャのものがいい、、、、

の条件をクリアしたひとつが
ギリシャのティロピタ(チーズパイ)をイメージして
手でつまんでパリパリと食べられるもの。

フェタチーズ(ギリシャの山羊のチーズ)のパイです。
パイと言ってもたいそうなものではなく
春巻きの皮を使います。

10枚入り春巻きの皮を半分に切って


片面にオリーブオイルをぬって
こんな風に中味を置いて
三角、三角に折って行きます。

オリーブオイルをぬっていますから
三角形の辺も角もぴったりくっついてくれます。

これを200度のオーブンできつね色になるまで15分ほど焼くだけで


ギリシャ人のお客様も大喜びしてくれた
「ティロピタキア」(ミニチーズパイ)のできあがり。


熱々パリパリを食べましょうね!!


本当はね
「フィロ」と呼ばれる薄い薄い皮を何重にも重ねて作るのですけれど

その昔、「フィロ」を作るのはギリシャ女性の「たしなみ」だったのですけれど

今や本場ギリシャばかりでなく
アメリカのスーパーですら冷凍の「フィロ」が手に入るようになりました。

でもメイおばさん、日本では春巻きの皮を使います。
そして、フェタチーズのツンとした匂いと味を少しばかりマイルドにするために
粉チーズやシュレッドされたピザ用チーズも一緒に使います。

春巻きの皮は10枚入り。
二つに切れば20枚。

ということは20のチーズパイができたはずなんですが、、、、、
メイおばさんは遠慮して2つしか食べなかったはずなんですが、、、、、

どうしてかしら。
お皿の上にはひとつも残っていませんでした。

料理人にとってはとっても嬉しいミステリーです(笑)。

20個分の材料
□春巻きの皮 1パック
□フェタチーズ(ギリシャの山羊のチーズ) 1パック(200gぐらい)
□粉チーズまたはシュレッドチーズ 2分の1カップ
□玉子 2個
□パセリのみじん切り 少々
□オリーブオイル

1. フェタチーズを砕いて


粉チーズ(シュレッドチーズ)、溶き玉子とパセリと一緒に混ぜ合わせておきます。


2. 正方形の春巻きの皮を縦半分に切って、表面にオリーブオイルを塗り、角に1を大匙1杯ほどのせて、三角形に折り返していきます。

3. 200度のオーブンできつね色になるまで焼く15分焼きましょう。

あとの3品についてはまた順次。


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