メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

パセリ、セージ、ローズマリー&タイム

2015-09-21 23:23:03 | レシピ
Are you going to Scarborough Fair?
Parsley, sage, rosemary and thyme,
Remember me to one who lives there,
For she once was a true love of mine.

(スカボロー市場に行くんだって?
パセリ、セージ、ローズマリー、タイム
そこに住むある人によろしく言ってくれ
彼女は私の恋人だったのだから。)

もしもこの英語を読んで
ア~イム ゴーイン スカーボーフェア
と自然にメロディーがついてしまうあなたは
そう、私と同じ時期に青春時代を送った方でしょうか(笑)。

サイモン&ガーファンクルの男性二人組が歌うこの歌は
元々は古いイギリスのバラード。
単純な歌詞と二人の澄んだ声、それがギターの爪弾きに乗って
何ともいえぬ哀愁を漂わせます。

1967年に封切られた切ない名画「The Graduate」(卒業)の中で流れたこともあり
深く私たちの記憶に残ることになりました。

趣味のひとつが料理かな?というメイおばさんは
どこにいても相変わらずせっせと献立を考えては
せっせと作り、せっせと楽しく食べています。

お客様が来る日などは
朝から一日中、キッチンで鼻歌混じりで働いています。

シアトルでのある日のこと、、、、、

気づいたらなぜか歌っていたんですよね。
「ア~イム ゴーイン スカーボーフェア
 パーセリ、セージ,アン ローズマリ タイ、、、、、、、」


だって目の前には
パセリと(と言ってもイタリアンパセリですが)


セージと


ローズマリーと


タイム


偶然に、ほんと、偶然に並んでました。
そりゃ鼻歌のひとつも歌いたくもなりますよね(笑)。

それで何を作ったのかですって?
はい、これです。
中世イタリアのレシピによるドレッシングの作り置き。

<1カップ分>
□イタリアンパセリ 細かく刻んで大匙3杯
□セージ 細かく刻んで小さじ1杯
□ローズマリー 細かく刻んで小さじ1杯
□タイム 細かく刻んで小さじ1杯
□オリーブオイル 4分の3カップ
□ワインビネガー 4分の1カップ
□塩、黒胡椒適宜

これらを全部混ぜ合わせるだけ。


レオナルド・ダ・ヴィンチが大好きなドレッシングだったんですって。

ということで、このハーブたっぷりのドレッシングは
我が家では「ダ・ヴィンチドレッシング」と呼んでいます。

セージとローズマリーの代わりにスペアミントを使うレシピもあります。
メイ家は気が向くとこのドレッシングをたくさん作っては
色々なサラダや料理に使っています。

そのたびにな~んとなくルネサンス気分になるのですから
単純なものですよね、まったく(笑)。

  
読んでくださってありがとうございました。
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