メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

友のバースデーランチは「パリの朝市」

2015-09-23 23:52:45 | レストラン

仕事を辞めたら
余生のうちの2年ぐらいをパリで暮らすのが夢だと言う友は
アメリカ留学を経た後で
日本の大学でフランス文学を専攻しました。

初めて会ったのは
大学を卒業して社会人となった職場でのことでした。
以来何十年たったでしょう。

もう一人の良き友との三人組で
結婚やら、出産やら、海外暮らしやら
親の介護や見送りなどを通り抜けながら
会えば一緒に笑ったり泣いたりしては
付かず離れずの距離で
思い出を積み重ね
ここまで一緒に歩いて来ました。

今日、そんな友の誕生日を祝ったのは
友の夢に近づくような名前のレストラン
「パリの朝市」です。


特にパリの雰囲気でもなく
とりわけフランス料理というのでもなく
料理のお値段も、ワインのお値段も高めなのですが
この際、名前と謳い文句を最優先したのです(笑)。

「銀座4丁目で創業35周年。パリの街角にあるような暖かな雰囲気のお店です。」

3800円のランチコースは
とてもとても美しく盛り付けられていますけれど
アメリカ帰りのメイおばさんからしたら
「えっ、こんなに少し? こんなに小さいの?」

もっともそれがパリのエスプリなのかもしれませんが
アメリカ人が見たら、メインディッシュさえも
一口オードブルに見えるかもしれません(笑)。

それでも学ぶことはたくさんありました。
たとえば器の選び方、料理の盛り付け方、、、、、

白い陶器の大きな丸いお皿の上に星形の紙レース
その上にガラスの小鉢がのせられて
中味は、天使の海老とえのきだけ、しめじ、ズッキーニとグリーンアスパラ
そして飾りにイタリアンパセリ


大きなお皿の上には黄パプリカのソース。
その上に真鯛とトマトと茄子が重ねられています。
どんな色よりも白いお皿が似合います。


真ん中にくぼみのある白い大皿にはステーキですけれど
アメリカのステーキを見慣れた目には
驚きの小ささです。
けれども大きな器に小さな中味、というのもまたお洒落だと思うことにしましょうか(笑)。


デザートはこの中から3つを選びます。


メイおばさんのお皿には、抹茶のシフォンケーキと
バナナとパッションフルーツのムースと
桃のコンポート。


別の組み合わせを選んだお誕生日友の
バースデープレートはこちらです。


お誕生日って
祝うも祝われるも
いくつになったって嬉しいもの。

さあて、次は誰のお誕生日かな?


読んでくださってありがとうございました。
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