ホールフーズのワインデーもまた「市場文化」？

ワシントンDCのこの家から一番近いスーパーマーケットは
「Whole Foods」です。

初めに住みだした頃はまだなかったものですから
いちいち車で「Giant」というスーパーに行かねばなりませんでした。

それがもうかれこれ１０年はたつでしょうか。
歩いて５分の所にこの素敵なスーパーができてからは
しょっちゅうWhole Foodsのロゴが入ったショッピングカートを
がらがらと引きずっては買い物を楽しんでいます。


おまけにここは
椅子付きのカウンターにコンセントが並び
WiFiが２時間まで無料で使えるのです。

大学を中退した２５歳の青年と、彼の２１歳の恋人が
家族から借りた資金で小さな自然食品店を開いたところから始まったという
このスーパーですが
今ではアメリカの至る所にその看板が見られるようになりました。

アメリカばかりではありません。
カナダにもイギリスにも展開していると聞く
オーガニック志向のちょっとお洒落なスーパーです。

ここでもう何年も前から「Wine Day」という
楽しいイベントが毎週開催されています。


私たちの地元の店では毎週水曜日の５時から７時です。
入り口で参加費を払えば店内の５つのブースで
５種類の料理と５種類のワインを楽しむことができます。
レシピ付きです。


初めのうちは５ドルで参加できたのですが
何年か前から強気の１０ドルになりました。
まあ、それだけ楽しい人気イベントだということでしょうか。
値段が上がった分、試食できる量も少しばかり増えましたけれどね。

「Whole Foods」のマークが入ったワイングラスを購入し
その都度マイグラスを持参すれば
２ドル引きになります。

近々の３月３０日の水曜日のメニューはこんなです。
それぞれの料理に合うワインを飲みながら「立ち食い」でいただきます。
ワインが気に入れば、その場でカゴやカートに入れて
レジでほかの商品と一緒に支払います。

第一コース　ほうれん草とクスクスのサラダ


第二コース　ひよこ豆と野菜のスープ


第三コース　タンドーリチキン


第四コース　カシューナッツとレーズン入りターメリックライス
写真撮り忘れましたけれど、早い話が黄色いパサパサご飯（笑）。

第五コース　マンゴームースケーキ


店のあちこちに、通常のお客と入り混じって
こんな風に買い物と同時にワインとお料理と
おしゃべりを楽しむ人たちがいて
あちこちから笑い声。


お買いものをする人たちは
この日ばかりは、隙間を縫って歩きます。

メイおばさんはひとり参加でしたから
空いた棚を見つけてはグラスと紙皿を置いて
レシピを読みながら孤独に食べて飲んで勉強しましたよ（笑）。


それでもやっぱり浮き浮きしながら
浮かんで来たのは、前回のブログでご紹介したボルドーの市場のあの光景。

「そうだ、これって市場文化だ！」

と、ひとり呟くメイおばさん。
たしかに「Supermarket」の「market」は「市場」ですものねえ（笑）。

ところが、、、、

５種類の試食をし
５種類のワインをいただき
５種類のレシピを学び
ほろ酔い加減のメイおばさんをあんな事が待っていたなんて
いったい誰が想像できましょう！！

などと大げさに言いながらも
長くなり過ぎましたので
後篇はまた次回（笑）。

さあ、荷作り、荷作り。
お掃除、お掃除。
今夜シアトルに飛びます。
ということで続きはシアトルから。

読んでくださってありがとうございました。
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