メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

京都でテリヤキ

2016-02-18 11:39:26 | びっくり!
夕飯のお買い物のたびにいやでも目に入るこのお店。

だってスーパーマーケットのお隣りなんですもの。


なんか怪しい、なんか面白そう(笑)。
夫はまず絶対足を踏み入れない類(たぐい)のお店。

ならばひとりで探検してみましょうか。
ということで、限定一人暮らし期間のランチタイムに
ワクワク&オドオドと行ってみたのでありました。

「KYOTO」という名前のお店です。


しかも「京都」という漢字まで書いてあります。
反対側から撮ったので裏字ですが(笑)。


やっぱりちょっとひるみましたよ。
だって、思い切ってドアを押して入ってみたら
レジの前はすごい混雑、店内もほぼ満席。


どうやらこの店、まずはレジで注文をするようなのです。
しかもこの店、半数の客はテイクアウト。
レジ付近にたむろして(笑)、できあがるのを待っています。

メイおばさんのようにテーブルで食べる場合も
まずレジで注文をして先にお金を払います。
すると番号の書かれた「おしゃもじ」を渡されます。

なんかすでにして異文化体験(笑)。
お水を自分で運んで空いた席に座っていると
しばらくして運ばれてきました。
「Chicken Teriyaki with Gyoza」
チキンのテリヤキと餃子のセットです。


発泡スチロールの蓋を開ければ
はい、たしかに山盛りのチキンと、餃子が三つ
そして、もう少し細く切れないもんですか!と
突っ込みのひとつも入れたくなるキャベツです。


店内で聞こえるのは英語
厨房から聞こえるのはたぶん韓国語
「KYOTO」という名の、韓国の方がやっている「テリヤキレストラン」でした。

山のようなチキンはそれなりに美味しいのですが
食べても食べても終わりません。
しかもけっこう甘いのです。


それでも残したら悪いとばかりに一生懸命食べていたら
お店のおばさんが、赤い薔薇の造花を持ってきてくれて
メイおばさんの肩をポンポンと叩いてくれました。


机の上に調味料が乗っています。

一番左がテリヤキのタレ、その隣に塩、醤油、胡椒
そして奥にはチリソース。

ためしにタレをかけてみたら
ただでさえ甘いチキンがなおさら甘くなりました。
みんなたくさんかけて食べてますけれど
ホントにいいんでしょうか(笑)。

甘い甘~い経験でしたけれど
赤い造花の薔薇を持ってきてくれたおばさんはとてもフレンドリーで
テーブルの間をまわっては、みんなに声をかけています。

食べ終わった人たちは口々に「Thank you!」と言って
ニコニコしながら外へ出て行きます。

京都でテリヤキ。
なんだかまるで不思議空間、面白体験。

読んでくださってありがとうございました。
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2 コメント

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ありますよね (フミママ)
2016-02-18 19:36:12
なんちゃって和食?のお店ってよく
この国ではありますよね。
メイさんのレポートと画像でお味も想像付きます。
探索レポ楽しみにしています。
Unknown (フミママ様ヘ)
2016-02-23 00:25:24
ほんと、「なんちゃって和食」とは言いえて妙!(笑)
私のシアトルの家から坂を下って5分の日本の名前がついた店は、お値段も安く、お寿司も揚げ出し豆腐も天ぷらも餃子もコロッケも海鮮うどんもなかなか美味しいのですが、「ビビンバ」がまた美味しいんです。日本レストランと言ってもカウンターの向こうでは韓国人のいなせなお兄さんたちが作っていますから当たり前ですよね(笑)。「なんちゃって和食」文化、ただいま発展拡散中です。これはまたこれで新世界を体験する楽しさがありますね。フミママさん、ありがとうございます。また時々お声を聞かせてくださいね。

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