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植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

催花雨という言葉があります

2019年03月06日 | 植物
 ここ数日雨が続いています。二日ほど晴れ間が出た日に、丁度ゴルフというめぐり合わせ、ワタシの日頃の行いが知れるというものです。
先日、沈丁花を書きましたが、まだ続きがあります。
 花は、ほとんど白ですが、蕾の時に赤紫になる種も一般的で、こちらは赤花呼ばれたりしますね。
どちらも、香りがいいので、ミニ盆栽にして、開花時期だけは室内に置きます。沈丁花は植替えを嫌うので、ある程度大きくなったら地植えします。成木は植替えしない方がいいですね。



なかには、黄色い花を咲かせるものもあり「黄花沈丁花」といいますね。香りはほとんどありません。夏に葉を落とすので「ナツボウズ」、樹皮が丈夫なことから「鬼縛り」との別名があります。



三大香木というのは、この沈丁花と、梔子、キンモクセイのことを指しますが、ワタシは、これに、バイカウツギとロウバイを加えて欲しいと思います。バイカウツギの中で、特に香りの素晴らしい品種は「ベルエトワール」ですね。白い花からはえも言われない甘美かつ清楚な香りがします。あまりにいい匂いなので、三本植えてますが、昨年後半の天候異常のせいか、真冬から今の時期までちらほら開花しています。ロウバイは、1月で見ごろを迎えます。石鹸のような清潔感ある香りですね。蝋細工みたいな花を咲かせて、茶花に用いられるようです。

 うれしいことがありました。「ムサシアブミソウ」が芽を出しました。日陰の森の中に自生する山野草の一つで、変わった花を咲かすことで知られます。秋に地上部が枯れるので芽を出すかはちょっと心配していました。



生長したら写真を載せたいと思います。
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クリスマスローズが咲くと、暖かくなる気がします

2019年03月04日 | 植物
 専門のブロガーさんは、なんだかんだ言っても、毎日更新するのは骨が折れるでしょうね。収入が得られるか否かは別にしても、注目されて大勢の人が見に来ると、お粗末な文章も載せられないし、毎日目先の変わった話題を提供するのでしょう。ワタシには、ブログに関しては、目的も目標もノルマもありませんから、推敲もせず思いついたことをポンッとアップするだけ。それでも、何人かの知り合いが、たまに見に来ているようなので、いくらかましな体裁にしようと心がけています。ただ、スマホはじめハイテク機器を易々と使いこなす若者に比べると、わたしらの世代は、いささか心もとないわけで、ブログについても、未だ手探りみたいなものです。写真を張るのも一苦労です。このブログを見た仲間の何人かは「もうちょっと写真をふやせ」と仰るのですが、そもそも、写真を撮影することすら、メンドーなのですよ。

 クリスマスローズが、ぽつぽつ咲いて来ました。キンポウゲ科で耐寒性あり、ただし霜や凍結に注意、暑さやにも苦手で日陰を好む植物の代表選手です。根は下にまっすぐ深く伸びるので、深鉢がいいですね。花も葉に隠れてうつむき加減。知らない間に咲いてます。「なんとなく陰気くさいのよねー」とカミさんは好きではないみたいです。春先に咲くのに、どうしてクリスマスローズなんだろう、と思ってましたら、詳しい友達が「母国であるイギリスの方では、クリスマス頃に咲くので、そう名付けられたのよ」と教えてくれました。神聖な花とも言われてるようです。花を咲かすのに、数年かかり生長も遅いので、毎年数輪ずつ花数が増えるみたいな感じですが、割合丈夫な植物だと思います。少なくとも、このワタシが枯らしたことが無いくらいですから。花もちは良く、花の後の「萼 」が残っても悪くありません。あえてケチをつけるとしたら、苗の値段がちょっと高いのと、花の香りが無いことかな。
 庭植えにも適していると思いますが、くれぐれも日光がガンガンにあたるところは避けていただきたいです。
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3月2日は「ミニーの日」、3日は桃の節句

2019年03月03日 | 植物
 花粉が飛んでますね。ワタシは花粉症では無いと思いますが、目がしょぼしょぼしたり位のことにはなります。昨日ゴルフで、杉の木から煙のように花粉が舞っておりました。花粉症の人は、見ただけで卒倒するのでは。たかが1Rプレーした位で疲れていては仕方ないのですが、年のせいか一日でいろんなことをこなすのがだんだん億劫になってきますので、ブログはお休みしました。

 ミッキーマウスの木というものがあります。洋名「オクナ セルラータ」、アフリカ原産でオクナ科、当然耐寒性はありません。黄色い花が咲いた後、黒い実が、ミッキーの耳だか鼻を連想させるために命名されてるようです。ワタシは昨年末、ホームセンターの片隅に見切り品で売られていた落葉後の裸木の鉢を発見。2,500円が2,000円引きの500円でしたから、このまま枯れてもダメ元で買いました、はい、二鉢!廊下に置いていたら、いつの間にか、小さなサクランボのような蕾が沢山ついていました。3,4日前から葉が大きくなる前に咲き始めました。よく見かける花としては「キンシバイ(ヒペリカム)」に、似てますがこちらはオトギリソウ科で、全然別種ですね。キンバイカという山野草にも似てます。花もちが悪く2日ほどで散ってしまいますが、次々に咲くので楽しい花ですよ。室内ですから虫媒花だろうが風媒花だろうが実がならないかも、と綿棒で人工授粉してみます。栽培してる非耐寒性の植物の「イランイラン、ガーデニア、ロンガン」なんかは2年たっても蕾すらつかないというのに。始めて咲いたので、知り合いに何人か写真を送ったら、思いのほか反響がありました。ミニーの日というのは、3.2をもじったものでしょうか。

 肝心のモモは、蕾がうっすらとピンクになっていました。うちでは、「白鳳、白桃、大久保」の3種を植えましたが。まだ1.2年の幼木、よせばいいのに結実した幼苗を買って、そのまま実が熟すのを待つという愚挙に出ました。木の生育を優先して、実なんて期待してはいけないのですが。案の定、小粒で生育不良の桃が数個なりまして、頂きましたが、これが実に美味でした。今年は摘果して来年にちゃんと収穫できるようにするつもりです。桃やさくらんぼ、プラムなどはみな近種で、自家結実性が乏しいのも共通項、相互に授粉樹足りえるはずなので、ごちゃごちゃ植えました。問題は開花時期のずれです。せっかく開花しても、ほかの仲間の果樹が未開花だったり散ってしまえば意味がありませんね。生産農家の方は、ちゃんと同時期に咲く品種を選別して混植したり、花粉のみを採取して保存して使うそうです。
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水ぬるむ

2019年03月01日 | 植物
 二日間の雨模様で、愛犬のスミレもワタシも、幾分ストレスが溜まっております。一雨毎に暖かくなる季節柄とは言え、外仕事はままならず、冷えも体と心の活動を鈍らせます。
 メダカを飼育して丸2年になりますか。うちの変わっている所は、屋上で育てているということ。ワタシが、仕事場兼テナントビルとして建てたちっぽけな2階建てには、屋上を作りました。通常低コストで低層ビルを建てるとしたら、ほとんどが波トタン屋根です。工場の屋根なんかに使われるやつですね。しかし、人類の将来を見据え、地球温暖化防止に資するという高邁かつ遠大な理想を持つわたくしは、屋上緑化に固執したのです。ヒートアイランドとか温暖化は、人類が発生させる化石燃料の燃焼熱やオゾン層の破壊もさることながら、緑地、植物面積の減少が大きくかかわっています。アマゾンの熱帯雨林減少、中国の砂漠化などが顕著な例ですね。日本では、まだまだ豊かな山間部が多く残されており、さして問題が無いようにも言われます。それでも、高速道路・ダム・ゴルフ場等の人工物が森林や里山をじわじわと減少させ、都市部では車やエアコン等から発生する都市熱が、環境を悪化させ熱中症、作物被害、異常気象を助長するでしょう。衛星写真を見るとき、大都会にはほんのわずかの街路樹と小さな公園以外には緑地は見当たりません。ワタシのアイデアは、ビル建設の許可条件は屋上を緑地にする。既存のビルも緑化した場合、毎年助成金を出す、ということです。実効性に疑問がある太陽光発電の推進なんかよりよほど効果があがるでしょう。
 それで「隗より始めよ」、政治や社会に文句を言う暇があったら、まず自分が出来ることをしよう、ということ。残念ながら、わがビルは、建設会社が嫌がって理想通りにはことが進みませんでした。コストが嵩むのです。屋上に土砂を乗せるということは、重量が増大し構造強化のためのコスト負担が乗ります、根が回ると簡単な防水シートを侵食して漏水の心配もあります。水やりや排水管詰まり等の管理コストもありますね。それやこれやで、鉄骨の骨組みと電気・水道だけを引いた30坪ほどの陸屋根(防水を施した平坦な屋根)を確保するにとどめました。2階建ての建築物に3階部分を増設することは出来ません。消防法や建築基準法等に違反しますし、3階以上の建造物になると関係する法律が三つも四つも足されて、コストが急増します。出入りに使う塔屋はOKですが。そこに、ワタシの自作で温室を作りました。サンルームとも言えますが、真冬以外は暑くて居られません。その周囲に花壇をこしらえ、木製プランターを設置し、空中庭園を造ったというわけです。空中庭園(屋上庭園)といえば、なんとなくゴージャスで金持ちそうに聞こえます。実際エクステリア工事で業者に頼むと、数百万円!もかかるわけで、年金暮らしに突入しそうなわたしらにとっては、夢のまた夢。そこで、貧乏くさいですが、木材から、床回りプランター・花壇と資材をすべて自分でえっちらおっちら運び上げ、すべて自作する、ということになったのですね。

中略

 半年ほどかかりましたが、どうやらサマになってきました。ただし、屋上というのは、想像するよりはるかに夏は暑く、冬は寒いのです。植物たちにとっては、夏は40℃を軽く超える乾燥した砂漠みたいだし、冬は寒風が吹きつけ地面に比べて気温も低く水は凍ります。強風も半端ではなく、鉢物やデッキチェアみたいなものは、倒れて吹き飛びます。夏場に、乾燥して熱風が吹き付けるというのは、丁度、四六時中ドライヤーをHIGHにして乾かしているようなものです。これは、冬場の温室内以外はほとんどの植物には厳しい環境ですから、今年は少し作戦を考えるつもりです。
 で、メダカ。屋上のメダカは、当初「白メダカ、カラフルメダカ((笑)、ダルマ系」の3種、13匹でしたね。コンクリートを混ぜる「プラ舟」に入れて飼い始めました。2回の繁殖期を経て、100匹以上になりました。日当たり以外にはなんらメリットのない屋上で、それでも生きながらえていますよ。
 水が少し、温かくなったせいでしょう、ようやく餌を食べてくれてます

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