植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

ぽつんと一軒家に住みたい、、か

2019年03月26日 | 時事
 日曜日は、人気番組を放送して視聴率を争っているようで、特にゴールデンで放送されるものは特別みたいですね。

 ワタシは、朝から夕方まで、ほとんどテレビは観ません。スポーツ番組があれば夕方からテレビを点けますが、ニュース以外には、見るべきものもあまりなく、つまらないですね。特に、バラエティー番組はひどく、民放のCMの多さにも辟易します。ひな壇芸人が大して面白くないネタを披露すると、他の芸能人が自分の顔の前あたりで、手をたたくというあのアクションはどこからきたものやら、品がなく見ていて気持ちがいいものではないですね。バラエティー番組の制作費用は、ほとんどがタレント・有名人他の人件費に思えます。じっくり時間と費用をかけて、見る人を引き付ける番組作りなんて、誰も考えていないのでしょうか。安直な番組ばかり作っているから、長期的にテレビ離れが進むのでしょう。

 ところで、ワタシの孫がお気に入りの番組が「ぽつんと一軒家」らしいです。録画して後から何度も見直すとか。そのせいもあって家内と一緒に、この番組を見ることが多くなりました。内容は言わずと知れた、衛星写真に写った山中や孤島の家屋をスタッフが訪ね歩く、という企画で、当然事前に調査、先方に連絡して放送に耐える内容にしてあるのでしょう。最初のころは、ホントに何もない廃屋や祠だったような気がしますが、今はそこの住民たちの生活や過去の長い歴史を取材することに力点がおかれ、さわやかな印象を残す番組だと思いますね。何が人気となっているか、その要因かと考えるに、第一には自然の中でスローライフを送っていることに対する憧憬やらノスタルジーですか。人里離れた特別な場所を大事に守っていることの尊さかもしれませんね。
 それから、タレントや芸能人が登場しないことも支持される原因だと思いますよ。芸人さんなどのくだらないギャグや過剰なリアクションなどない、そこで暮らしてきた人たちの素のままの人生が垣間見えるから共感を呼ぶのだと思います。

 それに、野山の美しさでしょう。四季折々の風景、植物に囲まれて過ごすことの豊かさよ。先日の番組では、米焼酎「鳥飼」を作っている工場が紹介されました。熊本県人吉市の山中です。その社長さんのスタイリッシュな風貌・感性もさることながら、山間の渓流に落ちる滝のはっとする美しさに感激しました。おそらく人吉を流れる球磨川の源流の一つなのでしょう。
 そういえば、昔学生の時に知り合ったお嬢さんが、人吉市の造り酒屋のお孫さんであったのを、思いだしました。一度だけ訪れた人吉の緑の深さや球磨川の悠々たる流れは今でも脳裏に残っています。

 私なども、こんなせわしない町中を離れ、厄介な人付き合いから解放された、ポツンと一軒家に移住して心穏やかに暮らしたいたいという願望があります。いや、世の中にはそんな願いを持っている人たちがたくさんいるのでしょうね。

 それはともかく、まずは、この米焼酎「鳥飼」をいただくのが先決というもの
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