植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

花御所・・・柿の木のある風景

2019年03月27日 | 植物
 屋上のメダカプール、なにやら騒がしいと思ったら、カラスが水浴びしていたらしく、辺りが水浸しでした。カラスがメダカを取って、食べるかどうかは知りません。野鳥は、寄生虫やらダニやらが羽根に付くので、砂浴び、水浴びをするのですね。直接見たことはありませんが、烏の行水が、風呂に入る時間が短いことの例えになっている以上、おそらく、長く浸かってはいないと思います。気持ちがいいものではないので、早速、百均でメッシュを買ってきて、結束バンドで繋いで、防護しました。
 


 盆栽は2、3年前からすこしずつ始めました。年寄りくさいのと、わざと小さな鉢植えに押し込めて成長を抑制するというのが本意でなく、少し逡巡していたのですが、そのうち植物を極めるのに(笑)避けては通れないと、覚悟して盆栽をやりだしたのです。まあ、盆栽と言っても、小さな鉢に小木を植えているだけで、なんちゃって盆栽みたいなもんですが。幸いにして、30鉢ほど盆栽はなんとか枯れずにいます。この春に、落葉樹が新葉を付けてきて嬉しい限りです。その一つに「ロウヤガキ」があります。一昨年の冬に買ったときは小さな柿の実がたくさんついていました。これは、雌雄異株なので、実を成らせるのはちょっと大変、盆栽好きの知り合いが、結実させるのにジベレリンを使ったが、ダメだったそうな。どちらにしても食用にはなりませんから、気にしません。



 日本人の心の中にある原風景は、まもなく訪れる桜と、晩秋に農村なんかの庭先に実をつけた柿の木ではないでしょうか。昔、藁ぶきの農家の脇には必ずといっていいほど柿の木が植えられていました。夕日に映える柿の鮮やかな橙色を懐かしく思いますよね。軒先につるされたたくさんの干し柿も冬の風物詩です。

 食い意地が張った当方としても、植え付ける果樹に柿の木は優先順位が高かったのですが、枯葉が凄いこと、スズメバチを呼び寄せること、大樹になること等から躊躇っておりました。桃クリ三年、柿八年という諺もあって、自分の口に入るまで相当歳月を要するだろうことも。種から8年かかるなら、接ぎ木では4,5年というところか。でも、植えちゃいました「えい、ままよ」、実がならなければ伐ればよし、柿が食えればめっけもの、てなもんです。植えたのは「禅寺丸」、当然甘がきの代表的な品種です。とりあえず若葉が出てまいりました。

 

 それで、「花御所」を見つけましたよ。知らなかったなー。甘柿の中で最も甘いのだそうな。千疋屋で1個1500円で売られていたそうな。あー、食べてみたい、と柿好きのワタシは、買いに行くことなど露も思わず、Amazonから取り寄せました。2148円、二つ実が付いたら元が取れる、とこう思ったわけです。で、注文してから分かったのは、作付け面積の9割が鳥取県八頭郡郡家町だか八頭町だかで栽培されており、他ではほとんど育たない(実がならない?)のだそうです。うわ、まずい、これはまずい。でもいいんです。ダメ元ですから。先ほど接ぎ木苗が届きました。

 

 これが、食べられるのか、枯れずにいたとして、早くてもあと4年。自分の寿命はともかく、このブログがそれまでもつかどうか
コメント
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