すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【東京五輪2021・なでしこ】夢の終わり ~日本女子 1-3 スウェーデン女子

2021-07-31 05:00:00 | なでしこジャパン(ほか女子サッカー)
「チームが壊れて」いないか?

 女子サッカーは30日、決勝トーナメント準々決勝がいっせいに各地で行われた。

 だがなでしこジャパンの試合を除く、残りの3試合はすべて延長戦になる激戦だった。各強豪チームがつばぜり合いの熱戦を繰り広げるなか、なでしこだけが見劣りする内容だった。

 外から見ていると、「チームが壊れている」感じがする。

 監督はコロコロ選手を入れ替えるし、信頼関係や一体感がないのではないか?

 ここは監督を代え、凋落するなでしこジャパン再興のプロジェクトを立ち上げるべきときだろう。

またも立ち上がりの失点で苦しむ

 日本は立ち上がりからスウェーデンの勢いに押された。そのなかでの前半7分の失点だった。

 初戦、カナダ戦の同6分の失点を思い起こされた。このチームは試合の入りがどうも悪い。集中してない。

 続く前半23分の田中美南のゴールで追撃ムードが上がったが、その勢いは前半いっぱい。

 後半8分には2-1とつき離され、その後は劣勢のなか後半23分にも3-1と加点され万事休した。

「お嬢さんサッカー」からの脱皮を

 なでしこジャパンはグラウンダーのショートパスを基調に「きれいな」サッカーをするが、サッカーは美しいだけでは相手に勝てない。

 ときにはカラダをぶつけ合うフィジカルでの泥臭い競り合いや、球際の激しいデュエルが不可欠だ。

 なでしこはそうした「汚れ仕事」の部分を避け、ひたすら「きれいなサッカー」をしようとしている感じがする。

 誤解を恐れずに言えば、「お嬢さんサッカー」だ。

 チームのベースになる泥臭い「宿題」を忘れ、ひたすら応用問題だけを解こうとしているような気がする。

 技術的にも前からのプレッシングが足りないし、ダイアゴナルなサイドチェンジなど大きな展開力にも乏しい。つまりチームのコンセプトやスタイル的にも改善点はある。

 ここはすっきり監督を代え、そうしたチームの土台作りから地道にできる指導者を迎えて再スタートを切るべきだろう。

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