アカンジが偽CB化しビルドアップする
マンチェスター・シティは9月2日に行われたプレミアリーグ第4節フラム戦に、5-1で完勝した。ハーランドがハットトリックを達成し、チームは開幕から4連勝を飾った。
結果的に5-1と大差になったが、前半アディショナルタイムに入るまで試合は1-1で推移し息詰まる前半になった。殴られても殴られても前に出てくるフラムの折れない闘争心は素晴らしかった。彼らに敬意を表したい。
さてシティのフォーメーションはいつもの4-2-3-1だ。ビルドアップはCBアカンジが偽CB化し前に出てCMFロドリと並び、CMFコバチッチを上がらせ3-2-4-1に可変して行う。守備時4-4-2だ。
ロドリは適宜、最終ラインにも降りる。彼らは敵最終ラインがボールを保持すると、4〜5枚でハイプレスに行く。そして押し込み切るとセンターサークルに1枚だけ残して全員が上がり切る。
初出場のベルギー代表MFドクは立ち上がりは右サイドハーフだったが、前半途中から逆サイドのフォーデンとポジションチェンジしている。
ファイティングスピリットがすばらしいフラム
シティの先制点は前半31分に生まれた。コバチッチが縦にスルーパスを入れ、ハーランドが右に折り返してアルバレスが決めた。今日もシティは好調だ。
だがフラムも黙っちゃいない。33分。フラムが右CKを受けてニアのヒメネスがワンタッチでシュートし、GKエデルソンがボールを弾くも最後はティム・リームが押し込んだ。これで1-1の同点だ。この得点後、彼らは堂々とシティを押し込み、しばらく攻め立てた。
フラムの攻撃力はあなどれない。ファイティングスピリットがすばらしい。前節、アーセナルとの試合でも彼らのプレーを見たが、攻めが鋭く印象に残った。フラムは弱者のサッカーをせず怖気づくことなく攻撃し、シティと対等に攻め合っている。ボールが一方のゴールからもう一方のゴールまで盛んに行き来し、非常におもしろいゲーム展開になった。
さてシティの2点目は50分だった。左CKからゴール前にボールが入り、フリーのアケがヘッドで見事に決めた。2-1とシティがリードする。
ただこのときオフサイドポジションにいたアカンジが足を動かしボールを避けたのだが、これがプレーに関与したとの疑念もあり、フラムが執拗に抗議した。だが得点は認められる。
シティがビルドアップを変える
ゲームは後半に入った。シティはアカンジが右CBに変わる。そして右CBだったディアスが左CBに入った。これでシティはビルドアップ時、CBアカンジが右にスライドして右SBウォーカーを前に押し出す。そして3-2-4-1でビルドアップする形に変わった。
また前半のビルドアップとちがい、中盤には2人のCMFコバチッチとロドリが並んでいる。ただしロドリは適宜、最終ラインにも落ちる。
シティの3点目は58分だった。味方からパスを受けたアルバレスがワンタッチできれいに縦パスを出し、敵に当たったボールをハーランドが左足で落ち着いてゴール左に収めた。
2点リードされたフラムはビルドアップするシティに前3枚でハイプレスをかけ、奪うと後ろから2〜3枚がなだれ込んで攻撃する。フラムのフォーメーションは4-3-3だ。彼らはボールを失っても同じフォーメーションで前から守備をする。また下がって守備ブロックを組むときは4-5-1になる。
フラムが最後まで総攻撃をかける
シティの4点目はPKだった。まず右サイドから浮き球のダイアゴナルなパスが出る。受けたアルバレスが胸でトラップしたところ、後ろからディオップが引っ掛けてファウルしPKになる。キッカーはハーランド。彼はゴール左のサイドネットに目の覚めるような弾丸シュートを打ち込んだ。
だがフラムの闘志はまだまだ衰えない。シティのビルドアップに対し、今度は敵陣に3トップと2IHの計5人が残りプレスをかけては奪うと攻撃に出る。GKエデルソンのボールにまでプレスを見舞う。彼らの最後まで闘う気持ちには胸が熱くなる。
さて後半アディショナルタイムにシティの5点目が入った。途中出場のセルヒオ・ゴメスが、鋭いドリブルでボックス左に入り込む。そして狙いすました強くて速いマイナスの折り返しを入れる。受けたハーランドはゴール左に地を這うような痛烈なショットを見舞った。
これでハーランドはハットトリック。チームは開幕から無敗の4連勝だ。今季もシティが猛威をふるっている。
マンチェスター・シティは9月2日に行われたプレミアリーグ第4節フラム戦に、5-1で完勝した。ハーランドがハットトリックを達成し、チームは開幕から4連勝を飾った。
結果的に5-1と大差になったが、前半アディショナルタイムに入るまで試合は1-1で推移し息詰まる前半になった。殴られても殴られても前に出てくるフラムの折れない闘争心は素晴らしかった。彼らに敬意を表したい。
さてシティのフォーメーションはいつもの4-2-3-1だ。ビルドアップはCBアカンジが偽CB化し前に出てCMFロドリと並び、CMFコバチッチを上がらせ3-2-4-1に可変して行う。守備時4-4-2だ。
ロドリは適宜、最終ラインにも降りる。彼らは敵最終ラインがボールを保持すると、4〜5枚でハイプレスに行く。そして押し込み切るとセンターサークルに1枚だけ残して全員が上がり切る。
初出場のベルギー代表MFドクは立ち上がりは右サイドハーフだったが、前半途中から逆サイドのフォーデンとポジションチェンジしている。
ファイティングスピリットがすばらしいフラム
シティの先制点は前半31分に生まれた。コバチッチが縦にスルーパスを入れ、ハーランドが右に折り返してアルバレスが決めた。今日もシティは好調だ。
だがフラムも黙っちゃいない。33分。フラムが右CKを受けてニアのヒメネスがワンタッチでシュートし、GKエデルソンがボールを弾くも最後はティム・リームが押し込んだ。これで1-1の同点だ。この得点後、彼らは堂々とシティを押し込み、しばらく攻め立てた。
フラムの攻撃力はあなどれない。ファイティングスピリットがすばらしい。前節、アーセナルとの試合でも彼らのプレーを見たが、攻めが鋭く印象に残った。フラムは弱者のサッカーをせず怖気づくことなく攻撃し、シティと対等に攻め合っている。ボールが一方のゴールからもう一方のゴールまで盛んに行き来し、非常におもしろいゲーム展開になった。
さてシティの2点目は50分だった。左CKからゴール前にボールが入り、フリーのアケがヘッドで見事に決めた。2-1とシティがリードする。
ただこのときオフサイドポジションにいたアカンジが足を動かしボールを避けたのだが、これがプレーに関与したとの疑念もあり、フラムが執拗に抗議した。だが得点は認められる。
シティがビルドアップを変える
ゲームは後半に入った。シティはアカンジが右CBに変わる。そして右CBだったディアスが左CBに入った。これでシティはビルドアップ時、CBアカンジが右にスライドして右SBウォーカーを前に押し出す。そして3-2-4-1でビルドアップする形に変わった。
また前半のビルドアップとちがい、中盤には2人のCMFコバチッチとロドリが並んでいる。ただしロドリは適宜、最終ラインにも落ちる。
シティの3点目は58分だった。味方からパスを受けたアルバレスがワンタッチできれいに縦パスを出し、敵に当たったボールをハーランドが左足で落ち着いてゴール左に収めた。
2点リードされたフラムはビルドアップするシティに前3枚でハイプレスをかけ、奪うと後ろから2〜3枚がなだれ込んで攻撃する。フラムのフォーメーションは4-3-3だ。彼らはボールを失っても同じフォーメーションで前から守備をする。また下がって守備ブロックを組むときは4-5-1になる。
フラムが最後まで総攻撃をかける
シティの4点目はPKだった。まず右サイドから浮き球のダイアゴナルなパスが出る。受けたアルバレスが胸でトラップしたところ、後ろからディオップが引っ掛けてファウルしPKになる。キッカーはハーランド。彼はゴール左のサイドネットに目の覚めるような弾丸シュートを打ち込んだ。
だがフラムの闘志はまだまだ衰えない。シティのビルドアップに対し、今度は敵陣に3トップと2IHの計5人が残りプレスをかけては奪うと攻撃に出る。GKエデルソンのボールにまでプレスを見舞う。彼らの最後まで闘う気持ちには胸が熱くなる。
さて後半アディショナルタイムにシティの5点目が入った。途中出場のセルヒオ・ゴメスが、鋭いドリブルでボックス左に入り込む。そして狙いすました強くて速いマイナスの折り返しを入れる。受けたハーランドはゴール左に地を這うような痛烈なショットを見舞った。
これでハーランドはハットトリック。チームは開幕から無敗の4連勝だ。今季もシティが猛威をふるっている。