すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【ラ・リーガ 23/24 第8節】久保が今季5G目で3連勝を飾る 〜レアル・ソシエダ 3-0 アスレティック・ビルバオ

2023-10-02 05:00:13 | その他の欧州サッカー
バスク・ダービーを圧勝で終える

 ラ・リーガは現地時間9月30日に第8節が行われ、レアル・ソシエダがアスレティック・ビルバオを3-0で破った。バスク・ダービーはラ・レアルの完勝に終わった。

 久保建英はいつもの右WGで2試合ぶりに先発し、48分に左足で鮮やかにワンタッチ・ゴールを決めた。今季5点目だ。

 この日も相手チームは、左SBユーリとCMFガルシアがダブルチームを組んで久保対策をしてきた。だが、それでも久保はゴールを獲った。ラ・レアルは後半にも2点を奪い突き放した。

 アンカーのスビメンディは10番のトップ下・ムニアインにマークされた。だが一方、ソシエダの2CBは比較的ボールを持ち上がれた。そこも勝因のひとつだった。

DFノルマンがボレーで先制点を取る

 序盤は浮き球を蹴り合うような落ち着かない展開だ。バタバタとボールを弾き合っている。そして26分頃からゲームは落ち着いてきた。30分にはソシエダが敵陣左サイドでFKを得る。キッカーはブライス・メンデスだ。ボールを入れるとゴール前で混戦になり、最後はDFロビン・ル・ノルマンがボレーシュートを叩き込んだ。1-0。先制点だ。

 CFのサディクは降りてきて、しきりにボールに絡もうとしている。33分にはビルバオが左サイドからクロスを入れるが、ゴール前で合わない。彼らは35分にも左サイドからアーリークロスを入れたが、決まらなかった。

 ここからしばらくビルバオがボールを保持する展開になる。その後、ラ・レアルのボールになり、久保が右CKを蹴った流れで右サイドからクロスを入れたが合わなかった。

 ソシエダのフォーメーションは4-1-2-3だ。スタメンはGKがアレックス・レミロ。最終ラインは右からトラオレ、スベルディア、ル・ノルマン、ティアニーが構える。アンカーはスビメンディ、右IHはブライス・メンデス、左IHはミケル・メリーノ。3トップは右から久保建英、サディク、バレネチェアだ。

久保がファーから走り込みワンタッチでゴールする

 ゲームは後半に入った。ソシエダは48分に左サイドで長い縦パスを入れ、これをブライス・メンデスが中に折り返す。そして中央でサディクがボールに触って半ばスルー。右サイドに抜けたボールにファーからボックス内に走り込んできた久保が、余裕の左足ワンタッチでゴール右に流し込んだ。2-0だ。彼はお尻を振るお茶目なパフォーマンスを見せた。

 一方、54分には2点リードされたビルバオがゴール前に侵入し、シュートまで行くが果たせず。彼らは56分にもカウンターからゴール前まで攻撃したが、やはりシュートまで行かない。さらには丁寧なビルドアップを省略してGKからロングボールも試みたが形にならなかった。

 続く66分、敵陣でボールを持ったスビメンディが左足で前のスペースにスルーパスを出す。これに走り込んだ途中出場のオヤルサバルが右足でゴールに突き刺した。3-0だ。76分には久保が右サイドを長駆ドリブルし、中へ折り返したがシュートまでは行かなかった。

 そしてゲームセット。ラ・レアルはクリーンシートで試合を終え、今季3連勝を飾った。フル出場した久保はこの試合のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。スタジアムはすごい歓声だ。やはり彼らは中盤でアンカーのスビメンディを頂点に両IHのブライス・メンデス、ミケル・メリーノらと逆三角形を作る形になると安定する。この3人は代えが利かない。

 このあと彼らは10月3日にチャンピオンズリーグGL第2節でザルツブルクと戦う。過密日程が続くが、選手をやりくりしながらソシエダの快進撃は続く。選手層の薄さは相変わらず気になるが、このまま勢いで行くのだろうか。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【J1 2023 第29節】大迫勇也... | トップ | 【第19回アジア競技大会】パ... »
最新の画像もっと見る

その他の欧州サッカー」カテゴリの最新記事