すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【ラ・リーガ 23/24 第12節】ラ・レアルが勝てた試合だった 〜レアル・ソシエダ 0-1 バルセロナ

2023-11-05 10:06:06 | その他の欧州サッカー
2回の絶好機を決めていれば……

 スタメン出場したバルサのロベルト・レバンドフスキは終始、消えていたし、ジョアン・フェリックスの魔法も効力を発揮しなかった。もしサッカーに「判定勝ち」があったとすれば、この日の試合は明らかにラ・レアルのものだったーー。

 レアル・ソシエダがあのバルセロナを敵に回して堂々と押し込み、圧倒的に攻め立てた。彼らは今や鉄板のスタメン陣さえ揃っていれば、バルサとも互角の勝負ができるチームになっている。

 バルサは左SBのアレハンドロ・バルデを高く上げ、残りの3人が左へスライドして3バックでビルドアップしてくる。この3バックに対し、ソシエダは3トップがマンツーマンでプレスをかけた。特にオヤルサバルは二度追い、三度追いで奮闘した。

 勝負は後半49分にアラウホのゴールでバルサに軍配が上がったが、前半2分に敵のバックパスをカットしたオヤルサバルがあのシュートを決めていればどうなっていたかわからなかった。あれは絶対に決めなければいけない好機だった。

久保は絶対的な決定機を数度作った

 久保健英も組み立てとチャンスメイクでいい働きをしていた。決定機で言えば、オフサイドにはなったが後半10分にライン裏へ飛び出して放ったハーフボレーが決まっていればこの日のヒーローになっていただろう。そのほかにも数度、彼は絶対的な決定機を作っていた。

 久保は後半になるとバテて足が止まり試合から消える悪いクセがあるが、この日の試合ではフル出場し健闘していた。

 ただチームとしては、後半18分に右SBトラオレに代えてエルストンドを、また同34分にバレネチェアに代えてモハメド・アリ・チョ、同39分にオヤルサバルに代えてカルロス・フェルナンデスを投入する、というふうに鉄板のスタメン陣が1人2人と引っ込むとテキメンにチーム力が落ちる。レギュラーと控えの間に無視できない力の差がある。これは深刻な問題だ。

 スタメンの11人が売り切れたら終わり、というのでは長いシーズンを戦えない。この点はラ・レアルの大きな課題だ。然るべきタイミングで新戦力の補強が必要だろう。

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