すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【ロシアW杯最終予選】全試合で先制点を取ったが3位の真実

2016-10-28 09:09:37 | サッカー日本代表
「先制点が大事だ」といわれるが……

 サッカーでは「先制点が大事だ」とよくいわれる。先に点を取ればチームのムードも変わるし、戦術的な選択肢もふえる。例えばアウェィで先制点を取れたら、以後ディフェンシブに試合を進め失点を避けるなど、戦い方を選べるようになる。いろんな意味で有利なのだ。

 さて本題だが、ハリルジャパンは最終予選のすべての試合で先制点が取れている。にもかかわらず現在、2勝1敗1分けの3位だ。これはいったいなぜなのか?

 前回の記事でも触れたが、まず守備が不安定であること。せっかく先制点を取っても、自分たちのミスから失点しリードをフイにしてしまっている。第一にここを修正したい。1-0のまましぶとく戦い、もし追加点が取れないようなら1点を守り切ってシャットアウトしてしまう戦い方ができるようになれば強い。

 第二の勝てない理由は、追加点が取れないことだ。2点目が取れたタイ戦とイラク戦は絵に描いたように勝てたが、1点しか取れなかったUAE戦とオーストラリア戦は勝ち切れなかった(豪州戦は戦術的な引き分けだが)。せっかく先制点が取れても、追加点が取れなければ勝利を確実にできない。その意味で2点目は重要だ。

 以上の二点は、今回の最終予選におけるハリルジャパンの顕著な傾向だ。先制点による有利を有利にできてない。修正点はミスから失点しないことと、2点目を取ることだ。次戦のサウジ戦以降は、ぜひそんな戦い方をしてほしい。

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