昨日、ながらみ出版社から今年の授賞式のご招待待状を頂いた。おめでたい宴にぜひ出席させていただきたく楽しみにしている。検索したら、ながらみ書房は1985年開業、歌集、歌書など一千点以上の本を出版している。
第26回ながらみ出版賞は岩尾淳子、2006年未来短歌会入会、2010年未来賞受賞、昨年6月に上梓した第2歌集「岸」が受賞、💐おめでとうございます。拍手、拍手、拍手、、5月号の「未来」から7首引用させて頂く
ふぶく海をふたりで見てしまったなんどもコ一トの雪を払って
おおかたは海に落ちゆく雪にしてみずから消える雪のその頬
冷えているままにあなたに沈みゆくこともいつかは揺らめく種火
枇杷の花をこなごなにして去る鳥の考えごとのつね纏まらず
濡れている気配があって立ちどまるフェンスに透けている蜜柑の葉
バンくずを撒くひとにゆく鳥たちの視界のなかに軽い陽がさす
埃っぽい眠気のさせる春先は決してドアをあけたりしない
第26回ながらみ出版賞は岩尾淳子、2006年未来短歌会入会、2010年未来賞受賞、昨年6月に上梓した第2歌集「岸」が受賞、💐おめでとうございます。拍手、拍手、拍手、、5月号の「未来」から7首引用させて頂く
ふぶく海をふたりで見てしまったなんどもコ一トの雪を払って
おおかたは海に落ちゆく雪にしてみずから消える雪のその頬
冷えているままにあなたに沈みゆくこともいつかは揺らめく種火
枇杷の花をこなごなにして去る鳥の考えごとのつね纏まらず
濡れている気配があって立ちどまるフェンスに透けている蜜柑の葉
バンくずを撒くひとにゆく鳥たちの視界のなかに軽い陽がさす
埃っぽい眠気のさせる春先は決してドアをあけたりしない