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中西美帆のオヤジ

2017-02-17 09:35:37 | 歌う
           中西美帆のオヤジ
 
 ♠ 怒りても目は微笑めと言ったのはスタインベック、ではなくオヤジ 松井多絵子

 今朝の朝日 ✿「おやじのせなか」は女優・中西美帆。<口癖は本を読みなさい>

 父はどんな出来事も物語のエピソードみたいにとらえていると感じる時があります。今も一緒に住んでいますが、夜、珈琲を飲みながら「こんな嫌なことがあった」と相談しても「その人、面白いというか可愛いね」って。「いい勉強したね」って。そのうち自然と自分のなかの嫌な思いが浄化され、。ここまで読んでこれでは「オヤジ」でなく「先生」だと思う私。

 美帆が高校卒業前に「女優の道に進みたい」と言った時、父は「まず手に職を」。調理の学校に通ううちに熱も冷めるだろうと思ったようですが、横浜スタジアムでビール売りのアルバイトをしてためたお金で毎日映画を見て、女優への思いを募らせていきました。21歳で芸能事務所に入り、本格的に女優をめざめはじめてからは、両親共にずっと応援してくれています。あなたの父の職業は?
 
 父はIT企業の会社員。映画や本が好きで、小さい頃からよく一緒に映画に行ったり、小学生の時に一緒に見た映画「レオン」同世代の子役の殺し屋の演技に釘付けになりました。これではオヤジは先生的でなく友だち、先輩だ。「共に暮らして楽しいだろうなあ」と思う私。

 「本を読みなさい」「感謝を忘れずに」が口癖。社会に出ていく大変さを感じてからは、反抗期の頃がウソのように、両親への敬意がふつふつとわいてきました。中西美帆はもうじき30歳か。横浜育ち、2009年に「奇跡の人」で初舞台。女優で読書好きは多くエッセーを
書いている人も多い。俳優も作家も表現者なのだ。表現のために読書は欠かせない。娘に「勉強しなさい」ではなく「本を読みなさい」と言い続ける「おやじ」やはり先生っぽい。


   中西美帆さま アナタの「おやじ」のことをドラマにお書きになったら、。
 
              2月17日  松井多絵子

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