殻ちゃん<その④>
※本日よりタイトルのからちゃんを「殻ちゃん」にしました。「からちゃん」はキャラに同じ名があり紛らわしいからです。女の子なのに自分のことをボクという「殻」を破りたがる子です。みなさま、「殻ちゃん」をよろしくお願いいたします。
♪♪♪ 目つむれば聞こえてくるよあの歌が地元へ帰ろう地元へ帰ろう (松井多絵子)
プロダクション「はるこ」の事務所で春子とアキがお茶を飲みながらおしゃべりしている。
アキのパパの黒川は殻ちゃんとお散歩。近頃、黒川はアキの仕事のある日は殻ちゃんのお守りをする。今日は午前中でアキの仕事が終わったが黒川は孫の殻ちゃんと離れたくない。
✿ アキ「ママはよく言ってたね。田舎が嫌いな人は東京で暮らしてもうまくいかない、田舎が好きな人は東京でも上手くいく、って」。
✿ 春子「あんたは三陸に行ってホントによかった。行かなかったらタレントになれなかったし、水口にも会えなかったしね。あのセンパイと別れてよかった。彼、いま何をしているの?」
✿ アキ「知らない、どこにいるのか、何をしてるか。ユイちゃんとどうなっているか」
✿ 春子「ユイちゃんはファッションのアドバイザーとかで雑誌にときどき載ってるよ。パリにも行ったみたい。でもね、あんたは水口のおかげで、子供を産んでも仕事を続けられるし、、、。
アキは7年前のあの夏をおもう。センパイが三陸に戻ってきたときのこと。彼はユイちゃんの
「元カレ」だった。それなのに、でも、それなのに、 今日はここまで。
明日は 熊岡悠子さんの新刊、第二歌集をご紹介します。熊岡さんは40代半ばの新進歌人。15年前に第44回角川短歌賞次席、9年前に第15回歌壇賞を受賞。「ヤママユ」の会員
昨日いただいた熊岡さんの歌集を読み始めたらやはり短歌はいいなあ、って思いました。
では、また、あした 10月4日 松井多絵子
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