→ 足湯のある新幹線→
3日午前7時半ごろ山形市山寺のJR仙山線で、雪による倒木のため停電。快速列車が立ち往生した。山形発仙台行きの乗客300人は8時間も列車のなかに閉じ込められたままだった。現場は山寺駅と面白山高原駅の間の山間部、積雪の重みで倒れた木が架線に触れて停電し列車が止り、車内の明かりや暖房も消えた。乗客に特に異常はないそうだが。
❤ 詠むことを忘れていたり紅葉を見渡しながら温き湯に足を 松井多絵子
この事故のあった3日の夕刊に 「足湯ぽかぽか新幹線」 の記事が目立つ。山形新幹線 「とれいゆつばさ」 は7月から福島ー新庄間を走っている。先頭車が足湯車両、4人同時に腰かけられる浴槽が二つあるそうだが、停電になったらどうなるのか。雪国の列車には常に使い捨てカイロを乗客1人3個分は用意してほしい。昨日、8時間も列車に閉じ込められた乗客たちは皆寒くてたまらなかったとTVで話していた。
服を脱いだり着たりする手間のいらない 「足湯」 はいつから始まったのか。私は7年位前から、鳴子のほっぽの足湯、塩原温泉ゆっぽの湯、笛吹き川フルーツ公園足湯 などで足を温めた。少し寒くなった頃、そして紅葉の頃の足湯がいい。頭寒足熱、足を温めれば血行がよくなり、肩こり、頭痛、も治り自律神経が安定するらしい。◆ 「とれいゆつばさ」には「湯上りラウンジ」があり地酒も飲めるバーカウンターも。畳が敷かれた「御座敷指定席」も。「温泉街を散策」するイメージで設計され、通路沿いに玉砂利敷きの坪庭があるそうだが、気になるのは停電した場合のことである。
自立神経が不安定にならない足湯列車にしてくださいね。 12月4日 松井多絵子
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文芸情報 ◆ エフーディ vo1.I 編集:石川美南 定価 700円+税
松山・別子銅山吟行編 ♠ 石川美南 歌人。「pool」、「sai」 所属
♠ 川野里子 歌人 「かりん」編集委員。 現代歌人協会理事
♠ 神野紗希 俳人 NHKの俳句番組 「俳句王国」の司会
♠ 東直子 歌人、作家 最新刊 『いつか来た町』 『いとの森の家』
♠ 平田俊子 詩人 『平田俊子詩集』 小説『スロープ』 『二人乗り』
♠ 三浦しをん 小説家。『船を編む』 『本屋さんで待ち合わせ』
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