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梅内美華子の「うたことば」

2016-10-21 09:11:59 | 歌う

             梅内美華子の「うたことば」

 俳句人口と短歌人口は桁違いだといわれる。旅先で手帳に書き込んでいるのは俳人たちが多い。「短歌のほうが好きだけど、助動詞など文法がヤヤコシイから俳句を選んだ」という俳人もいる。私は短歌は国語ではないと決めつけて気軽に始めた。NHK短歌11月号✿「うたことば」を梅内美華子が指導している。

 ♦ のがれる 「逃れる・遁れる」 文語では「のがる」。危険や不都合などからにげる。負担、不幸などからまぬがれる 私の歌メモにこんな歌が記されている。  

        日盛りの急坂道にきしときに今日の「歩こう会」より逃れる

 ♦ のこる・のこり 「残る・遺る・残り」 失われたりしないで保存されていること。全体のうちの一部がなくならないでいること。立ち去ったりしたあとも、引き続き存在すること。後世に伝わること。

         線香は燃え尽き煙もきえ失せて墓前にわれは残りていたり

 ♦ のぞく・のぞき 「覗く・覗き」 すき間や穴からこっそりと見ること。高い所から下を見ること ちょっと立ち寄ること。望遠鏡、顕微鏡などで見ること。

         われの見るケアーホームのDMをほろ酔う夫が覗いていたり

 ♦ のどか 「長閑」 外界の状態が穏やかで気持ちよいようなさま。心にかかることもなく
落ち着いてのんびりとしているさま。

         ほんわかと雲のひろがる三輪山の彼方に長閑なわれの未来が

 

   梅内美華子先生   私のこの四首の言葉の使い方は適切でしょうか。

                       10月21日  松井多絵子

 

 


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