「短歌研究5月号」の特集は「男の宿題」、いまの歌壇の代表男性歌人100人の七首とエッセイ。
宿題とは、なんでしょう?単なる「宿題」と「男の宿題」と、違って思えるのはなぜでしょう? からはじまるこの大特集を読みはじめる。
▼「オトコのおもちゃ」
千々和久幸(香蘭)
戦争はオトコの玩具ユウコサ一ンこの男らも宿題に飽き
ユウコサ一ンは河野裕子、子供達は母をまるで親しい友のように呼んでいたらしい。この特集でまず目についた宿題の歌である。
▼「使ひ古しの青春」
甲村秀雄(ナィル)
宿題をかかへたままの春の日に形容動詞の桜は咲かう
この春は寒かった。雪かと思ったら桜吹雪、わたしは形容動詞の桜を見損なってしまって残念である。
▼「恐竜のこだま」
高野公彦(コスモス)
この国は迷宮の国 原発といふ宿題を持ちて花冷え
迷宮の国に私は生き長らえている。宿題を真剣に考えるている男の多い迷宮の国、この歌は私を羊にする。
▼「宿題」
穂村弘 (かばん)
友だちの家で宿題していたら犬が庭から誉めに来た夏
宿題をしているのは小学生の穂村弘君、友だちの家の犬が彼に寄ってくる、思い出ではなく現在のことのように伝わってくる。
「男の宿題」は読みはじめたばかりである。100人それぞれに宿題を受け止めているようである。後日に解決を委ねることになりそうな、宿題は男に任せたいですね、私は。
宿題とは、なんでしょう?単なる「宿題」と「男の宿題」と、違って思えるのはなぜでしょう? からはじまるこの大特集を読みはじめる。
▼「オトコのおもちゃ」
千々和久幸(香蘭)
戦争はオトコの玩具ユウコサ一ンこの男らも宿題に飽き
ユウコサ一ンは河野裕子、子供達は母をまるで親しい友のように呼んでいたらしい。この特集でまず目についた宿題の歌である。
▼「使ひ古しの青春」
甲村秀雄(ナィル)
宿題をかかへたままの春の日に形容動詞の桜は咲かう
この春は寒かった。雪かと思ったら桜吹雪、わたしは形容動詞の桜を見損なってしまって残念である。
▼「恐竜のこだま」
高野公彦(コスモス)
この国は迷宮の国 原発といふ宿題を持ちて花冷え
迷宮の国に私は生き長らえている。宿題を真剣に考えるている男の多い迷宮の国、この歌は私を羊にする。
▼「宿題」
穂村弘 (かばん)
友だちの家で宿題していたら犬が庭から誉めに来た夏
宿題をしているのは小学生の穂村弘君、友だちの家の犬が彼に寄ってくる、思い出ではなく現在のことのように伝わってくる。
「男の宿題」は読みはじめたばかりである。100人それぞれに宿題を受け止めているようである。後日に解決を委ねることになりそうな、宿題は男に任せたいですね、私は。