えくぼ

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歌の国、名古屋

2018-03-18 14:20:12 | 歌う
短歌研究4月号の特集は「不思議な歌の国名古屋」

日本には、いくつかの「歌の磁力が強い地域」があり、その代表が名古屋らしい。岡井隆、春日井建氏が前衛短歌を牽引し、ニュ一ウェ一ブが。

「平成名古屋競詠短歌第一部」の13名のうち5名は「未来」の歌人、一人一首取りあげてみる。

🌼 大島史洋

中津川名古屋間にトンネルはいくつあるかと何度も問われき

🌼 加藤治郎

少年の輪唱遥か校舎から大名古屋大名古屋、終戦

🌼 大辻隆弘

中日ビル五階の窓に銀鼠に閉ざされてゆく街を見ている

🌼 黒瀬珂瀾

短歌的首都、と誰かがこぼすとき名駅にサンタコスのナナちゃん

🌼 野口あや子

隣の隣で煙草を灯しあなたにはなれぬのにまだここに座って

「未来」はこのような高波が、私は溺れてしまいそうです。