はがきの名文
♦「孤独とは砂漠のことだと思います」サハラより日本へはがき一枚 松井多絵子
旅先からの便りは絵はがきが多い。その土地の風景の写真が旅を相手に伝える。だから文は「ひとこと」だけ書けばよいのだ。短歌を1首書けば十分だ。異郷から自分宛てに送ってみたら帰国後に届いたりする。私のこの1首はチュニジアの旅の「こころの風景」である。
「人間関係ははがきの関係がいい」と言った人がいた。はがきは宛先以外の人に読まれてもかまわない。余計なことを書くスペースがない。手紙は便箋1枚では素っ気ないように思えて書きすぎてしまう。人との付き合いが深くなるのは愉しいがトラブルが起きやすい。末永く付き合いたいひととは♦「はがきの関係」がよいのかもしれない。
第2回 はがきの名文コンクール 作品募集 ✿ 明日への願い
奈良県御所市にある一言主(ひとことぬし)神社の伝説にちなみ、はがきに明日への願いを書いて送りましょう。 選考委員=齋藤考 吉本ばなな 堺屋太一
後援=文部科学省 総務省 朝日新聞社 大賞1名 100万円 佳作10名 (10万円)
応募方法 はがきに20字以上200字以内の文章で願い事を書き、次の宛先へ。
〒639・2321 奈良県御所市名柄326・1
郵便名柄館 「はがきの名文コンクール」宛
◆ お問い合わせ 03・6272・3326 詳細はweb「はがき名文」で検索
※ 入選なさった方はお知らせくださいましたら 私のブログに書かせていただきます。
6月30日 松井多絵子