今日はやすべーさんと打ち合わせを兼ねた新年会。以前からピアノがあるビュッフェとして気になっていた浦和ワシントンホテル2Fの奈のはさんというお店に初めて伺いました。ビュッフェというと洋食をイメージするのですが、最近流行りの和食がメインのビュッフェで、種類もたくさんありとても美味しかったです。お寿司コーナーのおじさまがとってもユニークで(笑)ひたすら軽妙な声かけをしてらっしゃいました。持って行った割引券に写真が載っていたのでその話をすると「実物の方がいいね、と言ってくれる人は3人くらいです」と(笑)いいな~、あの感じ。
アップライトとおぼしきピアノは、部屋の一番奥に追いやられていたので、ちょっとイヤな感じはしたのですが、店長さんらしき人によく話を聞いてみると、以前はお部屋の真ん中に置いてあって、地元ミュージシャンのライブもやっていたのが、同じ階のお店からうるさいと苦情が来たり(入口にドアのないお店なので)ピアノの近くの席のお客さんから「演奏が始まると料理を取りに行きづらい」と言われたり・・・。その他にも色んな理由が重なって、結局ピアノの演奏はやめてしまったんだそうです。う~ん残念・・・。
考えてみると生ピアノって、バブル時代の名残りなのかもしれません。高級感を出そうとしてやってはみたものの、ビュッフェスタイルのお店には合わなかったという事でしょうか。あわよくばお仕事ができるかなーと思って意気込んでいたので、がっかりしたのですが、帰りに立ち寄ったトイレでふと、ケンタッキーフライドチキンの創設者、カーネル・サンダースの話を思い出しました。
立ち退きでお店ができなくなったカーネルおじさんが、自慢のフライドチキンの作り方を伝授してフランチャイズ展開しようと思い立ち、色々なところに掛け合っては何と!1009回断られ続け、ようやく1010軒目で初の契約にこぎつけたという話です。
そうそう、そんなスゴイ人と比べると、数えるほどしかピアノのあるお店に掛け合ったことのない私が、何を弱気になっとんねん!と。
きっとカーネルおじさんにはゆるぎない自信があったんだと思います。自分のレシピはイケる!と。それを信じていたから、決してあきらめなかったんでしょうね。エジソンだって、電球を発明するのに一万回失敗したと言われています。そういうしぶとさ、あきらめの悪さも、何かを成し遂げるためには必要なんだよなー・・・。人に何と言われようと(彼ら偉人にとって他人の言うことなど耳にも入らなかったはず)信念を貫き通す。すばらしい~・・・
CDも完成したことなので、今年はライブをがんばろうと思ってます。ピアノのあるお店の耳より情報をご存じの方は、ぜひお知らせ下さいね。よろしくお願いします。