関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

アン・サリーさんのコンサート

2012年10月01日 00時10分34秒 | 音楽
やすべーさんと私がいつも「誕生学とJAZZ」のイベントを開かせていただいている、さいたま市の公共施設「プラザノース」。その時もたぶん申込か何かで伺ったんだと思います。アン・サリーさんのコンサートのポスターを見て「おお!」と。デビューアルバム「Voyage」をたまたま聴く機会があり、それ以来一度は生で聴いてみたいボーカリストさんでした。少し前にも日経新聞のコンサート評で高い評価を得られていたし、数年前の紅白歌合戦でとても重要な役割をされたり、最近では「おおかみこどもの雨と雪」のテーマソング「おかあさんの唄」を歌われていて、シチューのCMでも夕方よく流れています。

ご自身はお医者さまでもありお母さんでもあり、母業と音楽だけで手いっぱいの私にはスーパーウーマンに思えます。バンドメンバーの1人、トランペットの飯田玄彦さんがご主人と知りびっくり。とってもお若く見えたので。

ピアノの小林創さんは、以前上尾にある一凛珈琲さんでライブをされた方。行くことはできなかったのですが、その時検索したらアン・サリーさんのライブサポートをされていると知りました。それはそれは優しいピアノを弾く方で、ご一緒したやすべーさんも「ジャズに詳しくない人にも優しい演奏」と絶賛されていました。ギターの小池龍平さんとの息もぴったりで、そのリズム感の素晴らしさといったら!!小池さんの口笛や声とは思えないパーカッションも素敵でした。

で、アン・サリーさんの歌声は・・・。第一声で涙がわーっと。その透明感あふれる優しい声は、CDでずっと聴いていたのと同じで本当に綺麗でした。コンサートのタイトルが「MOTHER」ということで、子供にまつわる歌もあって、歌詞を聴いていたら涙があふれて来ました。子供の事はいつも気になって、正直悩むことも多いのですが「元気に生まれて来てくれたその日が特別な日」そんな歌詞に改めて、子供の存在に感謝する事を忘れないように、と思いました。
映画の主題歌「おかあさんの唄」でまた涙。とにかく一人前になって欲しい、だけど巣立つ時は寂しいんだろうな、そんな内容で映画ともリンクするし、自分の子育てとも照らし合わせて、または自分の母親のことも想うともう泣くしかない、そんな感じでした(笑)

お医者さんにしてはとても朴訥なMCがまた笑いを誘い、静かで優しい時間がのんびりと過ぎてゆく、そんなコンサートでした。バンドメンバーのみなさんをリスペクトしつつ、ちょっといじったりするのがまたかわいらしくて。ボサノバでは流暢なポルトガル語、そして英語の歌。日本語の歌詞はとても聴きとりやすく、しっとりした曲、ポップな曲とどの曲も素敵でした。
アンコール前の最後の曲が「ハレルヤ」でびっくり!月の歌もあったし、お母さんという存在としてやはり何か共通するところがあるのかも、と思いうれしくなりました。アンコールの最後が「蘇州夜曲」でまた感激。靴をぬいで裸足で歌ってらしたので、最後は靴を持ってお茶目に去って行かれました。

一番新しいCDを買おうと思っていたら、サイン会も開いて下さるとのこと。もう台風が近づいていて少し雨も降って来ていたのですが、長蛇の列に並んでサインを頂きました。お話もできてうれしかった~~。

近々都内でライブがあるそうです。お近くの方はぜひ。癒しと元気をもらえる素敵な音楽です


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