関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

誕生学とJAZZin栃木

2016年01月25日 19時04分10秒 | 音楽

2010年から年に2~4回のペースで続けている、誕生学アドバイザー細田恭子さんとのイベント「誕生学とJAZZであなたをもっとステキに♪」。いのちの誕生を学ぶことで、自分の生まれて来たことのすごさを知る誕生学と、オリジナル曲をつけた絵本の読み聞かせ、そして心が温かくなるジャズピアノのライブ。このスタイルで続けること18回。今回初めて埼玉を飛び出し、栃木県で開催させていただきました。

細田さんの誕生学のファンで、さいたま市でのこのイベントにもご家族で参加して下さったことのあるNさんが、お子さんの通う保育園を借りて下さり実現しました。1月24日は前夜から雪の予報で、早朝の出発が大丈夫か心配しましたが、幸い栃木方面で少し積もった程度で、さいたまは晴れていました。

Nさんのお知り合いが10家族もご参加下さり、とてもにぎやかで楽しい会となりました。

私自身は聞くのが19回目となる細田さんの誕生学は、お客さまとのやりとりもあって和やかな雰囲気で進んでいきます。小さいお子さんもクイズに答えたり楽しく参加していました。語りの部分では、聞く人それぞれの思うところに言葉が入ってきて、じーんとする方も。そこからたたみかけるように絵本「ちいさなあなたへ」をピアノつきで聴いていただくと、「泣いてしまいました」とご感想を下さった方も。はい!どうぞ遠慮なく泣いて下さい(笑)

私の好きなボーカリストのマリーンさんが雑誌のインタビューで「私は泣かせるために歌っている」とおっしゃっていたことがあり、お客さまに感動の涙を流していただくための努力をされているんだなあ、と思い、私もそうなれるように努力しよう!と思いました。絵本のバックで演奏がコケると台無しなので、集中して演奏したところ、今回はパーフェクトな形で聴いていただくことができました。

ピアノライブは最初、雪が積もっていたので童謡「雪」のさわりと、童謡「しゃぼん玉」、そして「となりのトトロ」を弾いたところで、めずらしく細田さんがピアノのところにやって来て、ピアノを移動したいとのこと。もうライブの最中だったのでびっくりしていると、お客さまのお父さん方であれよあれよという間にピアノがお部屋の真ん中へ。聞くと、園の先生の提案で、飽きて遊んでいる子に手元を見せるため、ピアノが周囲からよく見える真ん中に移動しよう、とのご提案でした。私は初めてのことでちょっとビビってしまったんですが、子供の心をよくご存知の保育園の先生、さすが!その後からみんながピアノに集中して聴いてくれるようになりました。

今回の園のピアノはヤマハのA1。かなりコンパクトなサイズで初めて弾きましたが、中音~高音域の音の鳴りは、大きめのグランドにひけを取らない素晴らしい音でした。「Danny Boy」「おかあさん」そして鼻歌も飛び出したディズニーメドレーミッキーマウスマーチ~ホールニューワールド~星に願いを~Story~いつか王子様が~Let It Goの全6曲。盛り上がりました!

オリジナル曲「micaduki」もバッチリ。そして最後の「Joyful Joyful」は手拍子&ハレルヤコーラスで、会場が一つになれました。良かった


最後に来て頂いた方々にご感想を伺ったところ、涙ぐみながら話して下さる方が続出で、完全にもらい泣き状態に・・・。子供の年齢は違えども、「私の子育てってこれで合ってるのかな」と悩みながらの毎日は、誰もが同じなんだよなあ、としみじみと思いました。

子育てが大変と感じて、ゆっくり音楽を聴くひまがない、子供を連れて聴きに行けるコンサートがない、そんな自分の経験もあって、子育て中のお母さんに生演奏を聴いてゆっくりしてもらえたら・・・。10年前にソロピアノの活動をスタートさせた時、そんな気持ちで1回目のコンサートを開きました。今回細田さんとのご縁がNさんとつながり、そこからまたたくさんのご家族とのご縁につながったことを、とてもうれしく、ありがたく思いました。10年後、栃木でこんなにたくさんの方に聴いて頂けるとは、始めた頃には考えもしませんでした。

これからもお互いの活動が続く限り、この唯一無二のイベントを続けて行きたいと思います。

お越しくださったみなさま、Nさんとそのご家族、そしていつも一緒にこの素敵な会を作ってくれる細田さんに、心から感謝申し上げます。


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