関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

デフリンピック

2013年07月22日 17時08分22秒 | Weblog
最近、耳の不自由なろう者のお友達ができました。息子の幼稚園ママで、保育士さんをしているNさんが、保育園の保護者でろう者のTさんとコミュニケーションが取りたくて、手話の勉強を始めました。ちょうどその頃、図書ボランティアで知り合ったKさんが聴覚障害者で(Kさんは片方の耳は聞こえるのでお話も普通にできますが、口の動きを見る口話も必要な方)保育士さんもされていたので、まずNさんと3人で会って、その後ろう者のTさんも交えて4人で食事をしました。

ろう者の方とコミュニケーションを取るのは初めてで、私自身は手話はあまり知らないので、どうなることかと思ったのですが・・・。思いがけずその日のランチは大盛り上がり。笑いの絶えない楽しい集まりになりました。何しろTさんがとても明るく楽しい、そしてお話好きな方だったので、みんな身振り手振りで話しかけ、わからないところはNさんに通訳してもらいました。

Tさんのお住まいは私たちと少し離れていて学区は違います。初めて会った後、これは偶然とは思えないのですが、うちの娘の学年で手話の特別講座があり、その時招かれた手話の先生が何とTさんだったんです。そのうえ、少し前に娘のクラスに1日だけろう者のお友達がろう学校からやって来るというので、娘は張り切って手話を覚え、これまた偶然にも娘の隣の席に座ったお友達に手話でコミュニケーションを取ったら、とても喜んでくれたそうで、ろう者の方との接点ができつつありました。

今日、またTさんを囲んで食事をする機会があり、娘がT先生に会いたいと言ってます、と伝えると、とても喜んでくれました。

Nさんが持って来た新聞記事に、デフリンピックをもっと広めよう、というようなものがありました。Kさんも私も初めて聞いたのですが、これは聴覚障害の方のオリンピックなんだそうです。何でパラリンピックと別なのか調べたところ、まずデフリンピックがあって、その後にパラリンピックができたから、ということらしいです。ただ、パラリンピックはオリンピックと同じ会場で、少し期間をずらして行われていますが、デフリンピックの方は全く別の祭典なので、資金難で中止になることさえあるようです。そんなデフリンピックの認知度をもう少し上げよう、体育大学出身のNさんはこの記事を読んで、何か自分にもできることがないか考え始めたそうです。

デフ(耳の不自由な、という英語)という言葉さえ知らなかった私にできることは、このブログでデフリンピックというものの存在を知っていただくことかなーと思い、今日はこのタイトルで書かせて頂きました。ろう者の方というと、ちょっと考え方とか違うのかなーと思っていましたが、Tさんは本当に明るくて優しい「また会いたくなる人」。今度近くで花火大会があるので、その時に子連れで会いましょうと約束して別れました

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